片山さつき大臣、政治資金規正法違反疑惑で秘書に“責任押し付け”か…高圧的質問の蓮舫議員が物議
国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。
11月7日、災害からの復旧・復興に向けた費用を盛り込んだ今年度の補正予算案が全会一致で可決されました。先週から始まった衆参予算委員会の審議はNHKで連日放送されていたので、ご覧になっていた方も多いのではないでしょうか。
今年度の補正予算案は総額約9356億円。西日本豪雨や北海道胆振東部地震などからの復旧・復興に向けた費用のほか、熱中症対策として公立の小中学校などにエアコンの設置を進める費用、さらに倒壊の危険性があるブロック塀の対策費用などが盛り込まれています。
ところで、予算委員会の集中審議では、予算案の審議ではなく「調査」という名目で議員と政府側の自由討議を行うこともできます。スキャンダルの追及などは、この「調査」で行われるのです。
ほかの法務や安全保障などの各委員会は、所管省庁の業務の範囲内での質問や特定の法案について審議するのですが、予算委員会だけは「どんなことでも質問していい」とされています。
本来であれば国家予算について議論すべきだと思いますが、実際にはスキャンダルについて追及されることが多く、今回も予算の使い道そのものについての質疑は少ない印象でした。
相変わらず“キャンキャン追及”の蓮舫議員
予算委員会では、以前から失言が多いことで知られる桜田義孝大臣(東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当)の失言を狙ったかのような質問もありました。
特に、蓮舫参議院議員のヒステリックな質問の仕方は印象が悪かったですね。蓮舫議員の質問は、相手を見下しているような印象を抱きます。報道番組のキャスターを務めていたこともあるのに、残念です。ご存じのように、桜田大臣は偏った思考の持ち主なので、キャンキャン追及しなくても、そのうち自ら失言してくれると神澤は思っています。
マスコミの報道姿勢にも疑問を抱きます。五輪予算の国の負担分「1500億円」を「1500円」と読み間違えたことは担当大臣としてあり得ないですが、老眼かもしれませんし、そのあたりは大目に見てもいいのではないでしょうか。それより、予算の本質的な部分についての議論を深めてもらいたいものです。
神澤は、桜田大臣よりも根本匠厚生労働大臣の答弁のほうが気になりました。自分の言葉で答弁するのはいいのですが、言葉足らずというか、わざと質問にストレートに答えないようにしているのか……質問している議員に対しての敬意が感じられない雰囲気に今後の不安を感じました。
疑惑の片山さつき大臣にささやかれる噂
予算委員会では、片山さつき内閣府特命担当大臣の政治資金収支報告書への記載漏れ疑惑についても追及がありました。片山大臣が代表を務める政党支部の2種類の報告書の間で、政党交付金の額に200万円のずれが生じているという問題ですが、誰もが「あれだけの額の記載漏れはあり得ない。残高の確認をしていないの?」と思いますよね。
政治資金規正法では、税理士や公認会計士の監査を受け、監査意見書を添付しないと収支報告書を提出できないようになっています。しかし、ほとんどの税理士や公認会計士の方は、なぜか支出の内容にしか関心がないようです。領収書との照らし合わせは行っても、銀行口座の残高確認や入金の内訳には興味を示してくれないのです。そのため、片山事務所に限らず、多くの議員事務所は監査のときに残高の確認を行っていないと思います。
『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。