「タイガー・コペンハーゲン」HPより。
“北欧の100円ショップ”「タイガー」日本上陸、その実力は? – 日経トレンディ(7月23日)
530平米の売り場面積に、リビング・キッチン用品、食器や文具などおよそ1000ものアイテムを揃えるタイガー。本記事によれば3カ月後に2000アイテム、半年後には2800アイテムに拡大する予定だという。また、IKEAと同様に、北欧の実力が発揮されているのはそのデザイン性。カラフルでポップなデザインの雑貨は見ているだけでも楽しくなってくる。今後は年内に2店舗を大阪市内に出店、さらにこれが成功すれば他のエリアにも進出していく予定だ。国内ではほぼ飽和状態となっている100円ショップ市場に乗り込んできた北欧の黒船ならぬバイキング船に、既存の100円ショップは太刀打ちできるのだろうか?
100円ショップ「ダイソー」欠品防止のために300億円の物流投資 – ファッション通信(7月23日)
新たなバイキングの登場を、先陣をきって迎え打つのは、売上高で業界第1位の座を誇るダイソーだろう。このたび、今後3年間に総額300億円をかけて物流拠点を整備すると発表。国内9か所のエリアに自動倉庫を配備し、上海の物流も再整備を行う。現在、国内で2600店、海外では28カ国に600店を展開するダイソー。全国どこでも2日以内に商品補充をできる体制を整え、品切れ状態を回避することで、売り逃しを低減したい考えだ。
「ダイソーが来たらすぐに逃げる」という発想は見習いたい – BLOGOS(5月25日)
そんなダイソーとは一線を画した経営術で話題となっているのは、「シルク」チェーンを運営するワッツ。居抜きによってローコストで出店すると同時に、退店のしやすさも考慮した店舗設計を行なっている。店内の内装をほとんどそのまま活用することによって、ダイソーなどの強豪が進出してきた場合、速やかな撤退が可能となる。毎年およそ100店を出店しながら、50店退店するというユニークな戦略によって、継続的に3〜4%の成長率を生み出すのが狙いだ。飽和状態となっている100円ショップ市場において、レッドオーシャンを避け、常にブルーオーシャンを目指して移動していくこの発想は、他の業界にも応用できるのではないだろうか。