本格的な夏は目前。
それまでに、二の腕を少しでも細くしたい、お腹まわりについたお肉の「浮き輪」をちょっとでも小さくしたいというあなた! 食事を1日1食にしたり、春雨や野菜ジュースだけで過ごしていては体に悪いですし、ストレスがたまりますよ?
■肉も魚も存分に食べられる「ケトン体ダイエット」とは
『ケトン体ダイエットレシピ』(扶桑社刊)の著者、宗田哲男さんは、地質学を学んだあと医師に転身したという異色の経歴の持ち主。その宗田さん自身が実践し、効果があったということで提唱しているのが「ケトン体ダイエット」です。
このダイエット法を実践した結果、宗田さんの場合では15キロもの減量に成功したばかりか、持病の2型糖尿病まで治ったといいます。
「ケトン体ダイエット」とは、体内の脂肪が燃焼されると出るエネルギー源である「ケトン体」のはたらきに注目し、この物質を体内に増やすことで体についた脂肪を落としやすくするダイエット法です。
■良質なたんぱく質、脂質がケトン体をつくる。だから肉は存分に食べてよし!
ケトン体を増やすためのポイントになるのは、「たんぱく質と脂質を十分にとること」。したがって、通常ダイエットで控えるべきとされるお肉類はむしろ存分に食べないといけません。
その代わり、それと並行してやるべきなのは、糖質を控えて、摂取量を1日60g以内に収めること。これは、ごはんであれば1日に1膳分と少し、食パンなら2枚分と少しほどです。お肉を好きなだけ食べられるなら、我慢できそうな量ですね。
■おいしくお肉を食べながら糖質は抑える「ヤセるレシピ」とは
『ケトン体ダイエットレシピ』には、このダイエットを成功させるための「高たんぱく低糖質」のレシピが多く紹介されています。
「たんぱく質と脂質を十分にとる」というダイエット法ですから、レシピにあるメニューを見ても「減量食」という雰囲気はありません。
・「えのきたけ入りハンバーグ」
・「豚肉、なす、きゅうりの味噌炒め」
・「牛肉のステーキ マスタードクリームソース」
など、どれもがっつりお肉を食べられるのがうれしいところですが、ハンバーグのつなぎには小麦粉でなく麩を、味噌炒めには糖質の少ない豆味噌を使うなど、お肉を存分に食べながらも糖質を抑えられるような工夫がされているのがキモ。
また、「糖質量60gがどれくらいかわからない」という人は、巻末に各食品ごとの糖質量の目安が示されているので参考になるはずです。
通常1~2週間でお腹まわりがすっきりするなど、ダイエット効果が出るのが早く、糖尿病やアルツハイマーの改善、がん予防にも効果が期待できるという「ケトン体ダイエット」。健康のためにも、ダイエットのためにも今から始めてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。