「お金を増やしたい」「投資をしてみたい」と思ったことがある人なら、「FX」という言葉を聞いたことがない人はほとんどいないだろう。
しかし、投資家の中でも「むずかしい」という声が上がる「FX」。ここまで広まっているからこそ、今いちど、どんな投資法なのか確認すべきではないのか。
『Billion trader(億トレーダー) ひろぴーの読むFX』(ひろぴー著、ダイヤモンド社刊)は、FX投資家として数億の資産を築き、コラムニストやセミナー講師などとしても活躍、今もっとも旬ともいえるトレーダー・ひろぴー氏による一冊だ。
ひろぴー氏が投資に目覚めたのは早く、中学生の頃には毎朝新聞を開き、東証1部銘柄のシミュレーション売買をするのが趣味だったという。さらに、100冊以上の関連本を読み漁り、10万円を20万円に増やすために反復練習に明け暮れ、1日数時間、土日は12時間以上をあらゆる通貨のチャート分析に費やしたという。そのエッセンスが込められているのがこの本だ。
■FXはギャンブルではない。分析の重要性
FXといえば、ギャンブルのようなイメージも強いだろう。しかし、ひろぴー氏の考えを辿っていけば、そうではないということが分かるだろう。
取引を始めるにあたって必須なのが「相場の分析」だ。これから相場がどのように動いていくのか、そのイメージがなければお金を儲けることはできない。
そのための分析として「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」の2つの分析があるとひろぴー氏は述べる。「ファンダメンタルズ」とは、国や企業の基本的な経済指標のこと。政策金利の発表や、国内総生産(GDP)、雇用系指標などがこれにあたる。
一方の「テクニカル分析」はFXトレードにおいてもっとも重要だとひろぴー氏が語る分析で、グラフ化した値動きのチャートを読み解いていくというもの。本書では「ローソク足」と「トレンドウエーブ」の読解法を紹介し、市場心理を読み解くための独特なテクニックが披露されている。
他にも、ひろぴー氏が発見した「トレード方法」など、FXの基礎知識から中・上級レベルの内容が紹介されている。FXで生き残るためには、丸腰でいくことは危険だ。重要なノウハウを教えてくれる一冊である。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。