あなたは普段「時間の使い方」について、どのくらい意識をしている人でしょうか。日々の細かな時間の使い方よりも、3年後にどんな自分になっているか、次の5年でどんな成果を出すかといった捉え方をしていたり、1カ月や1年単位での時間の使い方を考えている人も多いでしょう。
まとまった期間から生み出す成果に注目するのは、もちろん大切ですが、今回はあえて一日の時間(=毎日の時間)の使い方について考えてみましょう。
普段から時間の使い方について考えているか
あなたは自分の時間の使い方に満足している人でしょうか。答えがYesならいいのですが、毎日をもっと有効に使えるはずだとか、もっと生産的になりたい、あるいは、いつも時間が足りないと感じているようなら、時間の使い方について、今よりもよく考察してみましょう。そうすることでクオリティを高めていけるはずです。
時間の使い方について意識を高く持つことは、ほかの例でいえば、食事や栄養についてきちんと考えたり、家計や自分のお金をしっかり管理しようとするのと同じことなのです。
食事については、日頃から口の中に入れるものをよく観察し、カロリー、糖質、添加物などについて気を配っている人もいれば、そうしたことをほとんど気にしない人も多いものです。家計についても、自分の生活費がいくら掛かっているのか、細かく注意している人もいれば、お金についてはなんとなく捉えているだけの人も珍しくありません。たとえば、今年の終わりにいくら貯金ができているのか、具体的に考えていない人もいるでしょう。
時間の使い方も実はまったく同じで、人により意識の持ち方が異なります。そして食事やお金と同じように、少し気をつければ、大きな改善が見込めることでもあるのです。
有意義な時間はどのくらいあるか
一日の時間は、通勤、仕事、運動、掃除、食事というように分類できます。それぞれにどのくらいの時間を使っているのか、誰にでもわかっているはずですが、あえてもう一度計算し、できれば書き出してみましょう。
さあ、これらの時間のうち「生産的なことができている」「有意義に使えている」と思える時間はどのくらいあるでしょうか。もし、あなたが日頃から「もっと生産的になりたい」と感じているとすれば、そうした時間をもっと増やしたいはずです。