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スマホのゲームで時間を無駄にしていると感じたら…人生を変える「有意義な時間の使い方」

文=松崎久純/グローバル人材育成専門家、サイドマン経営代表

 たとえば具体的に、仕事で新規顧客を見つけたいと考えている人は、そのために費やしている時間はどのくらいあるでしょうか。その時間で十分と感じているでしょうか。そう思える人もいれば、不十分だと思う人、こんなに少ない時間で実現できればラッキーと思える人もいるかもしれません。

 日々やることが多過ぎて生産的なことに時間が使えないという人も多いでしょう。それを克服するために、ここで「時間の節約」と「ムダな時間を生産的な時間に変える」方法について考えてみましょう。

「時間の節約」について

 時間の節約は、「時間を生産的に使えているか」を細かく検証することからはじめます。

 たとえば、会社の昼休みについて考えてみましょう。もしあなたが毎日同僚と昼食に出かけているとします。ぶらぶらと歩いて、店内で注文した料理を待ち、帰りにはコーヒーの1杯も飲んで事務所に戻っています。こうした時間の使い方について、しっかり休んで午後に備えるために必要とか、同僚たちとコミュニケーションを取るのに役立っていると思えるならよいでしょう。

 しかし、それが本当に毎日、あるいは週に何度も必要なことなのか、あえて疑ってみましょう。もしかすると、そうした昼食のとり方は週に1、2度にして、他の日はさっと済ませて、ほかのことをしたほうがいいのかもしれません。私たちには、必要に思えていても、実はただの習慣でしかないことは多いものです。

 ほかにも、たとえば朝出社してから仕事に取り掛かるまで、あるいは業務終了の定時から実際に事務所を出るまでの時間にも、本当に必要なことをしているのか考えてみましょう。業務時間中に私語をしているか、といったことも合わせて、一度じっくり振り返るだけでも意味があります。

 昼休みは、余程のことがない限り仕事はしないと決めて、その代わり朝の定時から夕方の定時までは、一切の私語はなしで働くと決めている人がいます。このスタイルが誰にでも適しているとは限りませんが、このように時間を有効に使うためのポリシーを持っているかどうかで差が生まれるものなのです。

「ムダな時間を生産的に変える」ことについて

 生産的な時間に付随して、どうしても必要になってしまう非生産的な時間があります。
通勤時間は多くの人にとって、そのようなものかもしれません。こうした時間をなんとか生産的な時間に変えられないでしょうか。

 通勤時間は毎日あるものです。その時間をたとえば資格試験の勉強に費やすのはどうでしょうか。電車通勤の時間には勉強をすると決め、数カ月後に資格を取得することを目指します。

松崎久純/グローバル人材育成専門家

松崎久純/グローバル人材育成専門家

サイドマン経営代表

企業の海外赴任者や海外拠点の現地社員を対象にグローバル人材育成を行う専門家。サイドマン経営・代表。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科非常勤講師。著書に『好きになられる能力 ライカビリティ 成功するための真の要因』(光文社)、『英語で学ぶトヨタ生産方式 エッセンスとフレーズのすべて』(研究社)、『イラストで覚える生産現場の英語』(ジャパンタイムズ)など多数。

Twitter:@HardLifeEasy

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