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謝罪会見においてスーツを着ることは常識であり、記者は「浦田さんは普段カジュアルな服装なのに、なんで今日はスーツなんですか?」とは聞かない。一方で、黒髪&眼鏡はやりすぎだ。この違いがわからず「黒髪と眼鏡にしておけば、いいように取ってくれるだろう」というのはかなり甘い見通しであり、所属事務所のエイベックスも止めなかったのかと不思議だ。
眼鏡をかけたこと自体が悪手だと思うが、さらに浦田氏の眼鏡はフレームが大きくファッション性の高い、今時のオシャレ眼鏡なのがさらによくなかった。「チャラい」は謝罪会見をする側としては一番持たれてはまずい印象だ。「浮ついてる」「反省してるのか」につながり、現に浦田氏の会見ではそういった批判が多くある。
また、フレームの大きい眼鏡は重いためずれやすい。浦田氏はうなずいたりするたびに眼鏡をずり上げていたが、先ほどの「汗」と同じように、普段はしない動作が加わると、人はより緊張していく。また、何度も眼鏡を直すしぐさは見ている側に「落ち着きがない」印象を与える。あえて加えた眼鏡という要素で、かえって全体の印象を落としているのだ。
ワイシャツの襟先はスーツに隠れるのが正解
最後に、浦田氏のスーツについて触れたい。ダークトーンのスーツとネクタイであることは問題ないが、スーツの下のワイシャツの襟先の尖りが見えてしまっていた。この先端は「スーツの下に隠れるようにする」のが正解だ。レギュラーカラー(ワイドカラー、セミワイドカラーよりも襟の角度が狭い)のワイシャツを着た際は、浦田氏のように襟先が見えてしまうことが多い。レギュラーカラーのワイシャツを購入する際は、自分が着ているジャケットを持参し、襟先が出ないか、ぜひ確認してほしい。
また、浦田氏のワイシャツは首回りが少々ゆるいように見えた。ワイシャツは首回り+1.5センチ、もしくは2センチで選びたい。
(文=石徹白未亜/ライター)
『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。 会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術』 「使えそうにないな」という烙印をおされるのも、「なんだかできそうな奴だ」と好印象を与えられるのも、すべてはスーツ次第!
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