日本最大手の広告代理店。設立は1901年。本格的に発展するのは47年に社長に就任した吉田秀雄が「鬼十則」を掲げて以降。73年 に広告会社年間取扱高で世界1位に台頭し、88年に広告会社として世界初の売上高1兆円を超えた。その後、2015年に新入社員が過労自殺して世論を喚起し、働き方改革の契機になった。東京五輪では談合事件を引き起こし、東京地裁に罰金3億円の有罪判決を下され(25年4月時点では控訴中)、公正取引委員会に課徴金納付を命じられた。電通グループの24年12月通期実績は、売上総利益が1兆2016億円(5.0%増)、営業利益が1762億円(7.8%増)。