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サッカーW杯アジア最終予選を10倍楽しむ方法

オーストラリア戦、前田と香川は本田へ対抗心をムキ出せ!

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もうW杯出場は決まりでしょう!(「日本
サッカー協会公式ウェブサイト」より)
 ヨルダン戦で、やっぱり本田圭佑は「暴走」した。


 先日8日に開催された、2014年ワールドカップ・アジア最終予選の日本代表第2戦。本田は、前田がドリブルで取ったPKを、「おれに蹴らせろ!」ともぎ取って決めた。ハットトリックを達成して騒がれたかったからだ。ところが、その3分後にまさかの交代をさせられ、ザッケローニ監督と握手をしながらも睨みつけていた。


 ザックにすれば、「3点取ればもういいだろう、中村憲剛を試してやれ」と考えたのだろうが、本田は「4点目を取りたかった」というのが本音に違いない。そうしたら「話題のスター爆発」で、もっと盛り上がっただろう。余談だが、ザックはゲーム終了終に、「本田は長く休んでいたのだから、もっと点を取れ」などと言ったが、外しておいてそれはない。


 まだある。本田はトップのすぐ下の真ん中のポジションだし、左右両サイドからパスを受けやすいポジションにいるのはよいが、もうちょっと左右・上下に動いて前田(トップ)や香川(左)、岡崎(右)も中に入らせて、彼らにチャンスを与えてもよかったのではないか? 特に香川-本田のコンビネーションがまったくできていない。あれでは香川がかわいそうだ。


 しかしながら、今回のアジア最終予選のこれまでの戦いから、日本代表からはじめて「決定力不足」というラベルがはがされたのは歴史的なことだ。それは、実は本田の「オレが、オレが」というエゴイストぶりと、それに誘発された前田、香川、岡崎3人の「オレも、オレも」という弱いながらの競争心が要因なのだ。


 しかも、本田はただのエゴイズムだけでなく、ボールをよくキープして味方の全員が前へ攻め上がる時間稼ぎを、「献身的に」よくやっている。それに、ゴールを決めるという「結果」を出すから、みんなも彼にボールを委ねる。
 

本田の「暴走」はビジネスの鑑


 今、多くの日本企業が、韓国や台湾、アメリカの企業に比べて、決定力不足がはなはだしいといわれている。例えば、日本企業の「得点力」を阻む、対抗戦略の不在、決定の遅いスピード、出る杭が打たれるタテ支配、ヨコの連携が弱いムラ社会――こうした状況に甘んじている企業のビジネスリーダーこそ、本田の「自己主張」「献身的な行動」「得点力」に学ぶべきだ。


 前田、香川、岡崎は点取り屋として、本田を敬うでなく、本田に譲るでもなく、もっともっと対抗心を燃やしてほしい。そうしなければオーストラリアを圧倒することはできない。彼らはまだまだおとなしすぎる。そんなことでは、強豪オーストラリア代表チームを倒すことなどできない。

『ザッケローニの哲学』


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