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「国はまるで無関心」「野田総理は、石原都知事との会談を拒否」……
猪瀬直樹副知事が尖閣諸島購入計画の「今」を告白

――都が尖閣諸島を購入する意義についてお聞かせください。
猪瀬 国がまったくやる気を見せない以上、代わりにやれるのは、財政的にも政策的にも東京都しかない。もちろん我が国の領土を守るのは原則的には政府の役割です。しかし、東京都独自の役割も、必要に応じて発揮していかなければならない。地政学的なことを言えば、まず尖閣諸島がどんな位置関係にあるかを、ここで国民に確認してもらう必要があるでしょう。
――具体的には、どういうことでしょうか?
猪瀬 この地図(上記画像参照)は「日本戦略研究フォーラム」という財団法人が作ったものなんだけど、日本列島を起点にぐるっと45度くらい角度を変えて、中国大陸から太平洋を望むような視点で作られています。この視点で大陸、日本列島、太平洋を俯瞰するとわかるでしょう。中国は太平洋に出ていくために日本の水域ラインを抜けていかなければならない。日本列島や島々の存在が、首飾りのようなに中国を包囲するような形になっている。しかも島が日本の領土であれば、その周囲には排他的経済水域も生まれる。
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UPDATE:23:30