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鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス

ドトールで座席を確保するのは会計の前?それとも後?

文=林 賢一
post_765.jpg正直者がバカを見るシステム?(「ドトールコーヒーHP」より)

 人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活!

 今週は、林賢一氏が、ドトールの席のとり方について、迷いをぶつけた!

[回答者]ドトールコーヒーお客様相談室 様

 喫茶店で仕事をすることが増えた。ノートPCのバッテリー持続時間が飛躍的に増えた結果なので、素直に喜びたいところだが……。

 まず探すのは個人経営の喫茶店だ。なるべく地味な喫茶店でお金を落とし、大手チェーン店に負けないように陰ながら応援したいのだ。小さな喫茶店の方が空いているし、気兼ねなく仕事ができるような気がする。

 しかし、大都市の駅前では個人経営の喫茶店が絶滅しかかっている。そこで仕方なくセルフサービス式の大手コーヒーチェーンに入るのだが、いつも迷うことがある。

「席を確保するのはコーヒーを買ってからなのか、買った後なのか問題」である。

 こんなムーブを目撃したことがないだろうか?

 かなり混雑した店内の残り座席はあと1つ。コーヒー購入のために並んでいると、後から来たお客が荷物だけを席に置いて確保。その後、自分の後ろに並ぶ的なムーブ。

 このムーブは困る。

 先に来店している自分が座席難民になってしまうのだ。不公平感が半端ない。

 これはわたしだけの感覚なのかもしれないが、購入前に荷物を座席に置いて「席を仮予約する」的なムーブが肌に合わないのだ。なにかこう、前向きにがっつきすぎているような、座席に対して貪欲な感じがどうもイヤなのだ。

「お前、そこまでして座りたいのか」とすら思ってしまうのだ。いや、自分だって座りたいのだけれど。この微妙な乙女座席心、共感していただける方はおいでだろうか?

 とにかく。席を確保するタイミングがお店全体のルールとして決まっているか、お客全員の暗黙の了解として成立していなければ、不公平感が残るのは事実であろう。

 そこで【ドトールコーヒーお客様相談室】に直接聞いてみた。

「座席を確保するのは、コーヒーの購入前・購入後のどっちが良いんですか?」

林 賢一

林 賢一

1979年、五反田生まれ。脚本、構成。学生時代から古舘プロジェクトで修業。参加作品は、『トーキングフルーツ』(フジテレビ・火曜深夜24時25分~)、ドラマ『恋とか愛とか(仮)』(広島ホームテレビ・木曜深夜24時15分~)、舞台『古舘伊知郎トーキングブルース2014』、アニメ『脇役目線』(WOWOW)など。映画監督・入江悠と仲間たちによる映画メルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な企画を連載中。

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