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対日関係悪化に後悔!?

韓国高級幹部極秘来日!北朝鮮トップ・金正恩へ「弱い犬はよく吼える」

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いまだ遠い現実。(「Thinkstock」より)

 北朝鮮による核攻撃の威嚇が強まっている中、これに対するアメリカや中国の動きが、日本でも大きく報じられている。そのような中、先日、韓国政府の高級幹部が来日し、日本において活動をしていた。私がこの高官と接触したところ、本来の目的は一切明かさず、「プライベートの来日である」としたが、現在のソウルの状態を聞くことができた。

 まず韓国の高級幹部に、北朝鮮による核攻撃の威嚇が強まっていることについての雑感を聞くと、「核はミサイルで飛んでくるものです。しかし、北朝鮮に核弾頭を積んで飛ばせる短距離ミサイルはないと考えられています。だから、同国が言う、核ミサイルでの攻撃に関しては、韓国国民は恐怖はないと考えています」という。

 しかし、それではまったく韓国が北朝鮮そのものに対して脅威を抱いてないのかといえば、そうではないという。

「核兵器の脅威はなくても、地上戦や空爆など局地戦の危険は最も高い」という。現在、ソウル市内では「毎日、ヘリコプターがソウル上空を旋回しています。アメリカ軍による警戒飛行も含めたら、ほぼ市内の全域で、一日中飛び回っていることになります。有事ですし、日本人と違って、軍用ヘリコプターの騒音がうるさいとか、オスプレイ反対などと言う人は韓国にはいませんから、24時間、特に北朝鮮の軍隊が活動をする夜間にも行われています」と、日本の反対運動などを揶揄しながら、現在のソウルの情報を漏らしていた。

 では、北朝鮮の脅威に対し、韓国政府はどのような準備をしているのか。

「北朝鮮南部にある開城工業団地の閉鎖が大きく報じられていますが、これは、その周辺である南北休戦ライン付近での戦闘行為の可能性を示唆していると、韓国政府は考えております。これに対し我々は、2010年に起きた、北朝鮮による延坪島砲撃のときのような遠距離砲撃または短距離ミサイルの攻撃などの局地戦が、38度線周辺で起こることを想定しています。同時に、沿岸部では、北朝鮮の潜水艦が多く出没しており、韓国商船への攻撃も警戒しており、韓国軍が、そうした攻撃に対する準備をしています」

 軍の作戦に関してこれ以上聞くことはかなり難しいだろうが、核攻撃への対処よりも、地上戦に対して警戒し、準備をしていることがよくわかった。だが、それならば、休戦協定も破棄されているのだから、先制攻撃をすればよいのにと思うのだが、韓国高官はこのように続けた。

 「情報によると北朝鮮は、韓国やアメリカから先制攻撃を受けて、北朝鮮が被害者であるということ、自分たちには国防が必要で核ミサイルや核開発が必要であるということを、国際社会にアピールすることを狙っているようです。本当に戦争するならば、初めから威嚇などする必要もなく、何も言わないで攻撃すればよいのです。しかし、威嚇を継続しているということは、弱い犬がよく吼えるように、結局自分から手を出すことはできないのです。こうした威嚇は、本当に戦争をすれば負けてしまうということを、北朝鮮側もよくわかっているということ。一方で、こうした状況を踏まえて韓国でも、先に攻撃することのないように準備を進めつつ、もし万が一戦闘が開始されるとしたら、韓国側には多少の被害が出てしまう。そのためにシェルターや保存食の準備が進められています」

 それでは最後になるが、日本との関係についても興味深い話が聞かれたので紹介しよう。

 「李明博(前)大統領が、竹島に上陸するという馬鹿なことをしたので、このような重要な時期を前にして、韓国政府は日本に対して援助を求めるのが難しくなっています。韓国側の感情としては、本当の敵はいつも北朝鮮なのに、同じハングルを使うので、北朝鮮のほうが親近感がある。国内にも北朝鮮に通じている人がいるので、その人々があおって日韓関係を悪化させてしまいました。しかし、実際に戦争をする相手は北朝鮮であり、そのときに頼りになるのは、結局アメリカと日本なのです。現状の日韓関係では、もし万が一韓国に被害が出ても日本へ避難することもできません。一方で、韓国にいる少数派の親日家は、北朝鮮との戦争そのものが日韓関係の改善につながることを期待しています。もちろん、一度悪化した関係は簡単には元には戻らないと思いますし、韓国だけに都合のよい外交をしても日本には通じないでしょう。韓国の親日家は、こうした事態を考えて外交をしてこなかったことに対して、後悔しているところです」
(宇田川敬介/国会ジャーナリスト)