携帯電話からスマートフォンへの移行が進んでいる中、NTTドコモのツートップ戦略のように、この夏のボーナスで買ってほしいスマートフォンを2機種ピックアップしているキャリアもあるが、「どれを買えばいいのか?」と悩んでいる人も多いことだろう。今回は、夏モデルのAndroidスマートフォンのトレンドを紹介するとともに、お勧め機種をピックアップしてみたい。
●ワンセグからフルセグへ
従来、携帯電話やスマートフォンに搭載されるテレビ機能はワンセグが一般的だったが、テレビと同じ高画質なフルセグを視聴できる機種が登場してきた。テレビをキレイに見たい人にはかなりのオススメだ。こうした層にとっては、スマートフォンに乗り換える理由の1つになるかもしれない。
●ミドルクラスがパワーアップ
少し前のAndroidスマートフォンでは、最上位機種でないとスムーズに動作することが難しかった。そのため、パフォーマンスモデルに人気が集中していたのだが、最近では4インチ前後のディスプレイを搭載するミドルクラスのモデルでも高性能CPUを搭載し、スムーズに動作するようになった。
以前は快適に使いたければ、大画面なパフォーマンスモデルを選択するしかなかったのだが、今では持ちやすいミドルクラスの機種でも快適に使えるようになったのだ。ミドルクラスは扱いやすいので女性にオススメだし、携帯電話から乗り換えても動作スピードに違和感が少ない。
●長時間駆動が可能に
スマートフォンは高度な処理が必要になるため、以前はバッテリ消費が激しく、1日普通に使うのも難しかった。最近人気の5インチフルHDディスプレイを搭載したモデルなどでは、大画面高解像度によって液晶の消費電力も大きくなってしまう。そんな状況のなか、この夏モデルでは3000mAh以上の大容量バッテリを搭載するモデルや、省電力なIGZOディスプレイを搭載したモデルが出てきた。このトレンドは当面継続しそうだ。