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年間5億本売れるガリガリ君、パリパリで10年トップのチョコモナカ…裏に秘密の企業努力!

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赤城乳業のガリガリ君「Amazon.co.jp」より
 菓子メーカー「井村屋」などを傘下に持つ井村屋グループが、2015年9月の中間決算で、上半期の売上高が過去最高を記録したことを発表した。特に「あずきバー」シリーズの販売本数が、前年同期に比べて1.4%の伸びを見せ、1億9800万本を数えたという。


 このあずきバーの驚異の人気は、一朝一夕で生まれたものではない。発売から今日まで、絶えず継続してきた企業努力があってこその数字ということは、想像に難くない。

 そこで、井村屋のあずきバーをはじめ、ロッテアイスの「雪見だいふく」、森永製菓の「チョコモナカジャンボ」、赤城乳業の「ガリガリ君」など、ロングセラーアイスのヒットの秘密に迫った。

品質への変わらぬこだわり「あずきバー」


 1973年の発売以来、多くのファンの心をつかんでいるあずきバーは、井村屋の主力商品である。しかし、なぜ15年上半期の売り上げが特に伸びたのだろうか。その秘密のひとつは「天気」にある。

 冷菓事情に詳しいジャーナリストは、「14年の夏は、関西を中心にほとんど太陽の出ない日照不足の日が続き、あずきバーの売り上げも大きく落ち込みました。一方、15年は猛暑日が多く、需要が伸びに伸びた。これも、あずきバーの販売が好調だった要因でしょう」と語る。

 実際、流通経済研究所の「アイスクリーム類 売上ランキング」によると、15年8月にあずきバーは並みいるライバル商品を抑えて売り上げ1位になっている。

 また、あずきバーは全国のスーパーマーケットの約9割で販売されるナショナルブランドであり、食品添加物不使用の素朴な味がシニア層を中心に多くのリピーターを生んでいた、という理由もあるようだ。

「14年こそ売り上げを落としたものの、13年には通年で2億5500万本を売っています。毎年売り上げを伸ばし続けているあずきバーにとって、今回の数字は特別なものではなく、妥当といえるかもしれません」(前出のジャーナリスト)

 とはいえ、42年間も人気商品であり続けるのは、並大抵のことではない。消費税増税の影響でさまざまな商品が値上がりする中、あずきバーは内容量を10ミリリットル減らしただけで、値段を据え置いた。こうした消費者への配慮こそが、あずきバーをロングセラーたらしめているのかもしれない。

ふわふわの食感に隠されたヒットの秘密「雪見だいふく」


 ロッテアイスの雪見だいふくも、81年の発売からヒットし続けている“ご長寿アイス”の代表格だ。一番のセールスポイントは、なんといってもアイスを包み込む餅の絶妙なふわふわ感だろう。そして、実はロングセラーの秘密は、そのふわふわ感に隠されているという。