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15年1月からAndroid版(ios版は同年2月より)の配信を開始したスマートフォン向けゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、日本国内のみならず全40カ国以上で配信されており、全世界で1億5,000万DLをドッカンと記録するモンスター級のコンテンツなのだ。海外での知名度の高さはさすが『ドラゴンボール』といったところだろう。
なおIP別で名前があがったコンテンツの中で、最大の下落幅を見せたのが『妖怪ウォッチ』。なんと昨年の約3分の1、経済誌などでも「ヒット商品」として持ち上げられた、ピーク時だった14年の552億円から見ると、約5分の1にまで縮小してしまった。
16年7月に発売されたゲーム最新作『妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ』(ニンテンドー3DS)はゲーム内のバトルシステムを刷新するなどの意欲作であったが、そのバトルシステムが複雑すぎるなど不評を買ってしまい、発売直後から大炎上。その前作、14年12月に発売された『妖怪ウォッチ2 真打』(ニンテンドー3DS)の初週124万本を売り上げたのに対し、『妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ』は、2本あわせて初週63万本と大幅に数字を下げてしまったのが、効いたようだ。
来期予想は60億となっており、さらに苦戦を強いられる展開は続きそう。なおゲームの制作を務めるレベルファイブは、今年4月から放送中の新作TVアニメ『スナックワールド』(テレビ東京系)の制作に協力(アニメーション制作はOLM)、さらに7月にはゲーム『スナックワールド トレジャラーズ』(ニンテンドー3DS)を発売予定。
アニメの初回の視聴率は2.0%と、高いとも低いとも言い切りづらい数字をマークしているが、『スナックワールド』は『妖怪ウォッチ』に変わる主力コンテンツになれるのだろうか。
(文=編集部)
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