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『小さな巨人』無理アリまくりで視聴率急落…間抜け過ぎる香坂、権力にひれ伏す渡部

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「Thinkstock」より

 長谷川博己が主演を務める連続テレビドラマ『小さな巨人』(TBS系)が5月28日に放送され、平均視聴率12.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)と前回より大幅ダウンし、第3話の11.7%に次ぐ低視聴率回となった。

 同ドラマの主人公は、元警視庁捜査一課係長の香坂真一郎(長谷川)。第1話で上司の“裏切り”にあい、第5話まで芝警察署に左遷されていた。第6話からは第2部・豊洲署編に入り、香坂は捜査第一課長付運転担当だった山田春彦(岡田将生)とともに同署へ異動。

 豊洲署編で香坂らが立ち向かうのは、警察や政治家と学校法人・早明学園の癒着疑惑。学園の事務局経理課長・横沢裕一(井上芳雄)の失踪事件を調べ始めた香坂は、学園の専務・富永拓三(梅沢富美男)から“警察の介入は不要”と宣告される。富永は元警視庁捜査一課長で、現捜査一課長・小野田義信(香川照之)も頭が上がらない人物なので、香坂も引き下がるのが身のためではあったが、どこか納得できずにその後も捜査を続けていた。

 その矢先に、学園の内偵捜査をしていた元捜査二課の刑事・江口和夫(ユースケ・サンタマリア)が殺害されてしまい、現場から逃走した山田が一時、容疑者として拘束された。しかし、香坂が山田の父で内閣官房副長官の山田勲(高橋英樹)にかけあったことで、山田の解放に成功。改めて山田から事情を聞き、捜査を進めようとするも、小野田から忠告された渡部久志(安田顕)に妨害されてしまう、という展開だった。

 渡部は芝署編では同署の刑事として香坂と認め合い、豊洲署編からは小野田の運転担当に抜擢されたという設定である。香坂と出会う前から、被害者に寄り添った考え方をするタイプだったようだし、だらしなくも事件解決に熱心な刑事として描かれていた。

 そんな渡部が、香坂や三島祐里(芳根京子)と江口の殺害現場を訪れたシーン。現場からは横沢の毛髪が3本採取されていたため、渡部は「横沢の犯行で間違いないということですよ」と断言。しかし、あとで山田も指摘していたが、証拠が完璧に揃いすぎていて、視聴者の私ですら「誰かが横沢を犯人に仕立て上げようとしている」と推測できた。それを、あの渡部があっさり「間違いない」と言い切ってしまったのには、違和感を覚える。

シラケ感満載


 また、渡部は小野田から「私が香坂たちに『何もするな』と言ってるのは、一課の手柄を奪われるのを止めるためなどではない」「本当に優秀な刑事は守ってやる必要がある。私が彼らを自由にさせないのは、山田を守り、香坂を守るためなのだ」「渡部! 肝に銘じろ。彼らを生かすも殺すも、お前次第なんだぞ」と言われたことで、香坂に「これ以上の捜査は控えてください」「所轄は指示があるまで待機だ!」と告げ、捜査を阻む。

 芝署にいたときに小野田から同様の仕打ちを受け、悔しい思いをしてきた渡部がこんなセリフを口にするなんて、ちょっと無理がある。最終的には再び渡部も香坂に協力していたけれど、正直シラケてしまった。

 そのほか、香坂の間抜けキャラも相変わらずだ。これまで何度も“裏の顔”を見てきたはずの小野田を信頼して、今回せっかく任意同行させた富永を釈放されてしまうというお粗末さ……。

 登場人物のキャラクター像がチープすぎて感情移入できず、ストーリーに集中しづらいドラマといえる。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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