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『過保護のカホコ』、毎回ラストシーンを直後の予告で台無しに…視聴者の気持ちを無視

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『過保護のカホコ』公式サイトより

 高畑充希出演の連続テレビドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)の第7話が24日に放送され、平均視聴率は前回から0.1ポイントダウンの10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。このドラマは、親や親戚たちから過保護にされて育った女子大生・カホコ(高畑)が1人の青年との出会いによって変化し、自分の中に眠っていた力に目覚めていくというストーリー。カホコに影響を与える青年・麦野初役で竹内涼真、カホコの母親・泉役で黒木瞳、父親・正高役で時任三郎らが出演している。

 祖母の初代(三田佳子)が重い心臓の病気をわずらっており、それを隠していることを知ってしまったカホコ。従姉妹のイト(久保田紗友)の誕生日が近付いてきたことから、初代のためにも親戚一同を集めようと奔走する。チェロが弾けなくなったことですっかりグレてしまったイトはカホコの誘いにまったく耳を貸さないが、デートを装って誘い出した初(竹内涼真)によって強引に誕生会に連れて来られる。

 だが、ふとしたことから誕生会の空気は大荒れになってしまい、親戚たちは「来なければよかった。カホコに無理に誘われたから」などと文句を言い始める。そんな様子を目にしたカホコは「こんなんじゃばあばがかわいそう」と泣きながら外へと飛び出す。初もその後を追い、「みんなの悩みや苦しみを全部引き受けるなんて無理なんだから」とまずは自分にできることだけに専念するようにカホコを諭すが、カホコは「初くんは家族がいないからわからないんだよ!」と言い放つ。互いの立場をわかり合えないことに気付いた初は、その場でカホコに別れを告げた――という展開だった。

 視聴者があっけに取られたのはこの直後。初が別れを告げたと思ったらその余韻を感じる間もなく、次回予告ではテーブルに並んで座ったカホコと初が「麦野初くんと結婚させてください」「お願いします」とそろって頭を下げる場面が映し出されたのだ。別れのシーンを受けて、この2人はこれからどうなるんだろうかと想像するのも視聴者の楽しみのひとつだと思うが、それをまるっきり奪ってしまうようなひどい編集である。

 振り返ってみれば、初がカホコに別れを告げる今回のラストシーンも前週の予告で流れていた。それだけでもどうかと思ったが、さらに畳みかけるようにラストを台無しにするような予告編を流す制作陣はいったい何を考えているのだろうか。もう少し作品や視聴者のことを考えてほしい。

 またドラマの内容のほうも、親戚たちがそれぞれに抱える問題がさらに増えただけ。カホコのがんばりで少しでも状況が好転するのかと期待したが、むしろますます悪化しただけという、ある意味リアルな結末になってしまった。初代にもカホコにも悪気はなかったとはいえ、結果的には彼女たちが自己満足でおせっかいを焼き、善意を押し付けただけに終わった格好だ。本作の公式サイトにある作品紹介に「自分の中に眠っていた本当の力が、家族の問題を次々と解決していく痛快ホームドラマを目指します」とあることはこれまでも触れてきたが、7話まで話を進めた結果この通りにはなっていないのだから、完全に路線を転換したと考えるべきだろう。

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