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フジ『海月姫』、突然に視聴率爆増…「面白い」「良作」と話題沸騰で歴史的回復劇?

文=絢友ヨシカ/ライター
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フジ『海月姫』、突然に視聴率爆増…「面白い」「良作」と話題沸騰で歴史的回復劇?の画像1海月姫 HP」より

 芳根京子が主演を務める連続テレビドラマ『海月姫』(フジテレビ系)の第4話が2月5日に放送され平均視聴率が7.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)だったことがわかった。ここにきて前回の5.9%から1.6ポイントと大幅アップだ。もともと同作品は、視聴者からの反応は良く、「おもしろい!」「久々の良作!」と評価が高かったのだが、ここにきてようやく視聴率にも反映されてきたことで、なんとか早期打ち切りは免れそうだ。

 第4話では、天水館に住むオタク女子(通称:尼~ず)たちから“おしゃれ女子”と呼ばれ一線を引く鯉淵蔵之介(瀬戸康史)が、三国志オタクのまやや(内田理央)と鉄道オタクのばんばさん(松井玲奈)を冗談でBarに呼んだことで、一時期関係が悪化。再開発地区に指定されている場所に建つ天水館を救うために、蔵之介が「クラゲのドレスをつくろう!」と仕事を持ってくるものの、「刺激よりも平穏に暮らしたい!」という彼女たちの本音を聞いてあきらめることに。しかし、天水館がなくなってしまう危機感から、再びみんなで力を合わせてドレスをつくることになったのだった。

 一方で、倉下月海(芳根)に思いを寄せる鯉淵修(工藤阿須加)は、デベロッパーの稲荷翔子(泉里香)から自殺をほのめかす電話をもらい彼女の元に駆け付ける。しかし、それが罠だったとわかると彼女を“ビンタ”して立ち去るのだった。だが、父で国会議員の鯉淵慶一郎(北大路欣也)は、この機会に修に稲荷と男女の関係になってほしいと、運転手の花森よしお(要潤)を使って画策。月海と修、お互い思いを寄せる者たちの間に、思いもよらぬ壁が出現したのだった。

 そしてこのシーンでは「修が稲荷をビンタしたとき、思わずガッツポーズしてしまった」「よくぞあの女をビンタしてくれた」と、修のビンタに「スカッとした!」という声が多くあがった。加えて、花森のキャラにも注目している人が多くいる様子。高級車のレクサスにつられてホイホイ言うことを聞いてしまう姿や、「死んでましたか、さぁ逃げましょう~」などのひょうひょうとしたコメントがおもしろいと大人気。なぜかカメラ目線で話していたりとコミカルでおもしろい演技がツボにハマると、同作品を影から支える名物キャラとして際立っている。

 また蔵之介はというと、月海のことを「友達」だと言いつつも、月海の卑屈な発言に「月海はかわいい女の子だと思っているから」とつい口にしてしまう。そして、気まずくなったのか早々と月海の前から姿を消し、自分が発した言葉の真意に頭を抱えるのだった。女装はしているけど心は男の蔵之介が、月海をかわいい女の子として見ていることが発覚した今回。これで、月海と修、蔵之介という3人の恋の行方がどうなっていくのか、今後の展開もおもしろくなっていきそうな予感だ。

 さらに次回予告では、ついにまややのモデル姿が解禁。いまだに内田理央が演じているという事実を知らない人もいるようだが、前髪をあげてモード系メイクを施した姿は、普段の内田とも見分けがつかないほどの変貌ぶりで驚く人が続出。そして、映画版では登場しなかった人形オタクのノムさんという新キャラクターが登場し、これを安達祐実が演じるということで早くも話題沸騰中だ。

 映画版のパロディーと言われてしまった第1話からたったの数話で、ドラマ版『海月姫』を確立してきたところをみると、今回は製作者側も相当力を入れているようだ。月9といえば“青春恋愛もの”というイメージがあるが、今作品のようなベタな“少女漫画的コメディー”も定番中の定番。前クールは政治ドラマで視聴率的に惨敗を期してしまっただけに、ここから歴史的な回復劇をみせるのか? ここからの踏ん張りどころだ。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

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