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アラサー、恋愛、既婚大歓迎…“大人アイドル”prediaが突きつけるアイドルの自由さ

文=青野ヒロミ
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アラサー、恋愛、既婚大歓迎…“大人アイドル”prediaが突きつけるアイドルの自由さの画像1prediaの6thシングル「ヌーベルキュイジーヌ」(2017年6月発売、日本クラウン)

 6人組“大人アイドル”グループのprediaが、“30歳以上の元アイドル”を対象とした新メンバーオーディションを開催する。

 2018年9月に解散したアイドルグループ・PASSPO(結成当初は「ぱすぽ」/共に実際の表記では語末に星マーク)の姉妹ユニットとして、同グループと同じプラチナム・パスポート所属のアイドルグループとして2010年に結成されたpredia。結成当初のグループ名は「pre-dia」で、2011年12月に「predia」と改名したが、当初から“大人アイドル”をコンセプトとしており、メンバーの年齢層もほかのアイドルグループに比べると高め、現在の平均年齢も28.5歳となっている。そして、今年2月にメンバー4人が卒業、新体制でスタートするタイミングで、今回のオーディション開催となったのだ。

「元アイドルのセカンドキャリアを支援!」とのキャッチコピーが躍る今回のオーディション。その応募資格を見ると、「30歳以上の女性 アラサー大歓迎」「アイドル経験要(自称可)」とある。さらに「恋愛自由(節操重要)」「既婚者可」とも記されている。恋愛禁止が暗黙の了解となり、「25歳定年説」などといったことが囁かれがちな現在の女性アイドル界における、さまざまな固定概念を覆さんとするオーディションとなっている。

 さらに、このprediaのオーディション開催とほぼ時を同じくして、新潟を拠点に活動する3人組アイドルグループ・NegiccoのNao(実際の表記では語末に星マーク)が、ロックバンド・空想委員会のベーシスト・岡田典之と4月に結婚することを発表した。くしくも、「アイドルの恋愛禁止」を真っ向から否定するような出来事が、アイドル業界内部において同時に起きたのだ。

「本格的に女性アイドルブームが盛り上がり始めたのが2010年くらいで、そこからすでに10年近くたとうとしています。その間に辞めるアイドルもいれば、そのまま続けるアイドルもいて、もちろん新たにアイドルになる少女もいる。その結果、現役アイドルの年齢層は幅広くなってきました。つまり、“アイドル”として活動する人々がだんだんと多様化している現実があり、当初はどのアイドルグループにもたいてい存在していた“恋愛禁止“のような、ある意味旧態依然としたルール、そして年齢の基準では、アイドルを縛ることができなくなっているのでしょう」(アイドルに詳しい音楽関係者)

 prediaは、そういった多様化するアイドルの受け皿となるべく、今回の画期的なオーディションを開催したということになるだろう。

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