昨今耳にすることも多くなった「妊活」。いまや、「妊活」は女性だけのものではありません。
WHOの調査によると、不妊症の原因の割合について、24%が男性のみに原因があるケース、41%が女性のみに原因があるケース、24%が男女双方に原因があるケースとなります(残りの11%は原因不明)。
『男性不妊症』(石川智基/著、幻冬舎/刊)では、男性不妊専門医として研究・臨床を重ねてきた著者が、男性不妊の知識についてまとめています。
ここでは、「妊活中」の男性が避けたほうがいい行動を紹介します。
■「妊活中」の男性が避けたい行動とは
不妊のなかには思わぬ生活習慣が原因になっているものも。著者によると、以下の5つに当てはまる行動は「妊活中」には避けたほうがいいといいます。
・ノートパソコンをひざの上で長時間利用する
・サウナに長時間滞在する
・自転車に長時間乗る
・育毛剤を内服する
・陰茎の過度の刺激によるマスターベーション
これらの「不妊」の原因となる習慣とは逆に、著者によると牡蠣エキス入りの健康食品やサプリメント、すっぽんなど、「絶倫食」と呼ばれているものは、精子形成においてエビデンス(根拠)はまったくないのだとか。
■男性ホルモンは「顔」に表れる
医学的な定義によると、結婚後2年間、避妊を行っていないにもかかわらず妊娠しなかった場合は「不妊症」と診断されるのだそうです。
男性不妊治療の際、診察室でまず行われるのが、視診、触診、超音波検査。
著者によると、この「視診」で注目するのが男性の「顔」、正確にはひげだといいます。ひげには男性ホルモンが如実に表れるので、まずひげを見て男性ホルモンが正常に出ているかどうかを判断するそうです。
男性不妊の原因は実にさまざま。既往病が原因となっているケースや勃起不全、臓器の機能不全など、あらゆる原因があるとのこと。
夫婦にとって人生の一大事である「妊活」。「妊活中」の人や、これから「妊活」をしようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。