
即位の礼、大嘗祭という皇位継承の儀式が目前に迫るなか、秋篠宮家が抱える「小室圭問題」は、くすぶり続けたままだ。
小室さんの母、佳代さんの元婚約者が「貸した400万円を返してほしい」と主張するのに対して、佳代さんは「贈与であって借金ではない」との主張で真っ向から対立していた。それが、7月中旬には、元婚約者の代理人と佳代さんの代理人弁護士が話し合いを持ち、8月上旬にはそこに元婚約者本人も加わり3人で話し合いが持たれたという。
佳代さんも、なんらかの打開策を探っているということだろう。たとえば「贈与である」という主張は曲げずに、圭さんが無事に留学生活を続けていることに対する謝礼などとして、400万円のうちのある程度の額を渡すということでお互いが納得したとしよう。その場合、眞子さまと圭さんの結婚問題は進展するのだろうか。皇室ジャーナリストは語る。
「対応が遅すぎる、と秋篠宮家は考えているわけです。この問題が発覚してから1年半以上が経っています。納采の儀の延期が発表された昨年2月からずっと、秋篠宮殿下は何度も小室圭さんとお母さんに、お金を返して金銭問題を解決する、もしくは返す必要のないものであれば国民に納得のいく説明をしてほしい、と何度もお願いしていたんですね。そうした時期に元婚約者の方との話し合いが持たれたということならわかります。だけど、そういうことはまったくないまま、小室さんは突然、アメリカ留学に行ってしまった。お願いしたことにまったく応えず遠方に行ってしまうなんて、皇室でなく一般の方の結婚の場合でも、不信感を抱くケースではないでしょうか。
秋篠宮殿下は昨年11月の誕生日会見で、結婚問題に関して、多くの人が納得し喜んでくれる状況にするために、小室家は相応の対応をするべきだという旨、おっしゃいました。それに対して、小室さんが今年の1月に公表した説明文は『解決済みの事柄と理解していた』というものでした。秋篠宮家に対しても、元婚約者の方に対しても誠実さが感じられない対応だと思います。秋篠宮家としては、いったん婚約の会見はしたものの、一般の結納に当たる納采の儀を行っていないので、婚約者でもないし、正式にお付き合いのない方という認識なんだと思います。それは、なかなか変わらないでしょう」
眞子さまの小室さんへの想いは変わっていない様子。さらに佳子さまが3月の国際基督教大学(ICU)卒業に当たって、「結婚においては当人の気持ちが重要」「姉の一個人としての希望がかなうかたちに」と、眞子さまの想いを擁護する発言をされた。秋篠宮ご夫婦と、お子さまたちの間で意見が異なり、コミュニケーション不全に陥っているとも見える。