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10万キロ超えダイハツ・ムーヴラテの乗り心地は?“格安系”ガッツレンタカーの真の実力

文=渡瀬基樹
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ガッツレンタカーで軽乗用車(A-2クラス)を車種指定なしで予約したところ、貸し出されたのはダイハツ・ムーヴラテ。女性をターゲットとした車種だ。(写真はすべて筆者撮影)

 2000年代後半から普及し始めた格安レンタカーは、メーカー系のレンタカー業者より車を廉価で借りられる、ありがたい存在だ。安さの秘密は第一に、新車ではなく中古車を使用している点が挙げられる。つまり仕入れが安いから、料金を安くできるというわけだ。そのぶん、多走行車や年式の古い車、内外装に難のある車が多くなりやすい。

 もうひとつは、副業として営業している店舗が多い点だ。ガソリンスタンドや中古車販売店、自動車整備業者などがフランチャイズ店として、業務の余暇を埋める存在としてレンタカー業を行っているが、本業ではないので、利益の足しになればいいというスタンスが多い。さらにガソリンスタンドなら、車両返却時の給油も期待できるし、中古車店や整備業者なら車両の購入や整備が自社で行えるという相乗効果もある。

 ただし、フランチャイズ中心の店舗構成ゆえに、駅や空港などの交通拠点から店までの距離が遠い場合が多い。最近ではニコニコレンタカーなど、空港や観光地近くに構える格安レンタカーの大手チェーンも現れているが、基本的には住宅地や幹線道路沿いなど、中途半端な場所が多い。自宅近くに店舗があればいいが、足を延ばして貸出・返却におもむくのが少々面倒だ。

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車内も丸と曲線が基調。ベンチシート&コラムシフトで、足踏み式のパーキングブレーキと、3代目ムーヴがベースとなっている。

ほぼ軽自動車にしぼった貸し出しラインナップでリーズナブル

 タレントのガッツ石松がイメージキャラクターを務める「ガッツレンタカー」は、北海道から沖縄まで、2020年11月上旬現在で198店(長期専門店を含む)を構える、格安レンタカーのなかでは規模が大きいチェーンだが、やはり駅近の店舗は少ない。今回利用した東京都の押上(スカイツリー前駅)店は、押上駅から徒歩約3分と比較的近かったが、これは都内でも例外的な近さといえる。

 ガッツレンタカーの特徴は、車種のラインナップがほぼ軽自動車であること。商用車を含めれば、軽自動車だけで5つのクラスに分かれており、これは他社では見られない構成だ。ガッツレンタカーでは、軽自動車以外の登録車をまったく扱っていない店舗も多い。

 料金体系も、完全に軽自動車シフト。軽は24時間で2000~3200円なのに対し(商用の軽バンなどはもう少し割高)、小型車は3400円。ほかの格安レンタカー会社と比べると、軽は500~1500円ほど安い(小型車はほぼ同じ)。ただし、6時間や12時間といった料金設定がないため、短時間利用したいという人には、やや割高に感じられるだろう。

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「COOL」はエアロパーツやメッキモール、アルミホイールを装着したグレード。テールゲート上部の羽根がイカツい。

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