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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

森喜朗元首相、大物議員の政治資金パーティーで大失言か…マスコミ各社が黙殺の謎

文=神澤志万/国会議員秘書
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森喜朗元首相(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 新型コロナウイルス感染拡大は相変わらず続き、菅義偉首相は12月14日に「Go To トラベル」の一時停止を発表しました。しかし、その直後に自民党の二階俊博幹事長やソフトバンクホークスの王貞治球団会長ら合計8人で会食をしていたことが批判を浴びています。

 政府は「Go To イート」の会食は「原則4人以下」に制限するよう各知事に要請しているため、公明党の山口那津男代表から「配慮して」と釘を刺されたものの、加藤勝信官房長官が「総理は必要な注意を払っている」と答えたことで、また国民があきれてしまいましたね。

 さらに、5日に国会が閉会しても、国会議員の政治資金パーティーは開催されています。今までパーティーを自粛していた議員たちが、なんとか工夫して資金集めをしている印象です。立食ではなくセミナー形式にして、会場が密にならないように空間を空け、飲食は一切提供せず、対談や講演を行う形が多いようです。それでも、かなりの方たちが参加していて、1000人以上の規模のものも多いです。

 そもそも、政治資金パーティーは少人数しか集まらなければ収入が限られるため、感染リスクを冒してまで開催するメリットはありません。しかし、1回の開催で1000万円以上の収入があるようなら話は別です。会費の集金で交流を深める事務所もありますので、国会議員にとっては大事な営業活動なのです。

「コロナはいいですね!儲かってしょうがない」

 先日、ある大臣経験者の大物議員のパーティーがホテルニューオータニで行われました。あの「桜を見る会」の前夜祭の舞台となったホテルです。その議員と安倍晋三前首相は親交があるので、議員の関係者が「もしかして安倍さんも来るかも」と言っていて、「どの面下げて(笑)」と笑ってしまいました。

 問題となった会費について「ホテル側が決めた」なんてホテルのせいにした張本人がのうのうとやってくるのか……と思い、失礼ながら野次馬根性が出てしまったりもしました。結果的には、やはり騒動になるのを避けたのか、秘書の方が事前に会費を届けにいらしたそうです。

 その日は、他にもパーティーを開催していた議員がいました。そのため、「お土産の紙袋の色」で、お客様たちがどちらのパーティーに先に顔を出しているのかがわかってしまうという、おまけつきでした。もちろん、この大物議員のパーティーに先に来た方が圧倒的に多かったです。

 パーティーには現職の大臣や元首相も参加されたので、SPの数が総勢50名くらいになりました。みなさんスーツ姿ですが、いかつい体型と鋭い眼光で、すぐにSPだとわかります。日本の警察は「SP」というバッジをつけていますから、宿泊客の中には「何事だ?」とびっくりした顔をしている人もいらっしゃいました。

 そして、VIPの中に、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相もいたのですが、何としても東京五輪を開催できるようにがんばっている人たちが気絶しそうなスピーチをしたので、心底驚きました。この方は、どうしても失言から逃れられないようです。

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg
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