シャープ、新入社員向け“攻めすぎ”ツイートが話題…「会社の当たり前は当たり前じゃない」の画像1
「Getty images」より

 新年度の始まりとなった1日、大小を問わず多くの企業が新入社員を迎え入れた。そんななか大手電機メーカーシャープのTwitter公式アカウントが全国の新入社員に向けて次のような投稿を行い、じわじわと注目を集めている。

「今日からどこかで働き出す新入社員のみなさん。職場では『こんなの当たり前だから』という顔や理由で仕事を教えてくる人がいます。それほとんど、当たり前じゃないから。その会社、その業界だけの当たり前なことがほとんどだから。むしろこっちが検証してやるくらいがちょうどいいと思います」(原文ママ、以下同)

「私はツイッターで会社からはみ出すことで、いままで教えられてきた『そんなの当たり前』がそうでなかったと知りました。ましてやマスクみたく、常識が反転する時代です。新しい側の人は、どっちがまともか、自信をもってください」

 この投稿に対して「目の付け所はもとより発言もシャープになってきましたね」「教える側に立つ者にもどうかアドバイスを…!」などと賛同を示すコメントが寄せられ、投稿から約4時間で約2750リツイートされ、約1万件の「いいね」を獲得した。こうした反応は、企業や業界の「当たり前」に疑問に感じる社会人が増えてきたということの証なのだろうか。自動車、IT、マスコミ業界の関係者に見解を聞いてみた。

業界・企業によくある「当たり前」

 トヨタ自動車関連会社の社員にこの投稿を見せたところ、次のような感想が聞かれた。

「これは痛いところを指摘していますね。“カイゼンのトヨタ”と言われますが、なかには自己流に近い“トヨタ流の仕事の仕方”を若手に押し付ける社員がいます。『そんなことトヨタだったら当たり前だろ』という言葉はすごく便利ですから。要はベテランでも、ルーキーでも頭の柔らかさが必要なのかなと思います」

 一方、新型コロナウイルス感染症の拡大が本格化した昨年4月、IT大手の楽天グループ関連会社に入社した男性はこの1年間を次のように振り返った。

「1回目の緊急事態宣言が発出される直前だった昨年の3月17日に入社式が延期になり、4月2日から予定されていた新入社員研修はすべてビデオ会議形式になりました。同期は700人いたはずですが、宣言解除後も時差出勤やテレワークが奨励されたこともあって一体感を感じない1年でした。

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