気が付かないうちに嫌われる? 会話で「損する人」と「好かれる人」の違いとはの画像1
※画像はイメージ(新刊JPより)。

「つい、言い過ぎてしまった」
「もっと違う言い方をすればよかった」
「思っていることがうまく伝わらない」
こんな会話の悩みや後悔を抱えている人は多いのではないだろうか。


 言葉は本当にこわいもので、ちょっとしたひと言で職場、家族、友人などとの人間関係を壊してしまい、取り返しのつかないことになる場合もある。職場などでは、不用意な発言がハラスメントになってしまう可能性もあるだろう。


 『会話の9割は「言いかえ力」でうまくいく』(アスコム刊)は、そんな悩みを解決するヒントとなる一冊だ。著者である心理研究家の津田秀樹氏と精神科医の西村鋭介氏が、それぞれカウンセリングや診療の現場で培ってきた、「人を傷つけない、自分も傷つかない」ための会話のコツがわかりやすく説明されている。


 ここでは津田氏・西村氏の著書より、「言いかえ力」メソッドの一部をご紹介したい。

 

■相手を注意したり叱ったりするときは「極端語」を使わない


× どうして、いつも遅刻するの?
○ どうして、遅刻するの?


 最も簡単にできる言いかえは、「極端語」を使わないこと。


 たとえば、相手が2、3回くらい同じミスをしたとき、「いつも同じミスばかりして!」と注意したりすることがあるだろう。この「いつも」が「極端語」だ。


 極端語には、「まったく」「絶対」「ちっとも」「なんにも」などたくさんの言い方があり、会話の中に頻繁に登場しがちだ。「自分の気持ちをもっと相手に伝えたい!」という思いが強くなるほど、「極端語」は増えていく傾向にある。良いことを伝えるときに使うならよいが、人を叱ったり注意したりするときに使うと、必要以上に相手を責め立てることになり、傷つけたり反発を生んだりしてしまう。


 会話例のように「どうして、いつも遅刻するの?」と言われると、相手は「今回は遅刻したけれど、前回は間に合うように来たのに」と反論したくなってしまう。大抵の場合、事実はそこまで極端ではないため、「極端語」で叱られると相手はその極端語に対して「そんなことないのに」と反論・反発してしまうのだ。それでは反省を促すこともできず、逆効果になるだろう。人を叱るときや注意するときは、極端語を使わないことを心がけると、相手も素直に反省することができ、関係を拗らせずに済むはずだ。

 

■AをほめるためにBを否定しない


× AはBとは比べ物にならないね
○ Aはとてもいいね


 「Aをほめたい、良さを伝えたい」と思うときに、ついやってしまいがちなのが、別のものBと比較し、Bをけなしてしまう言い方だ。考え方や好みは人それぞれであり、当然Bが好きな人もいる。なので、こういう言い方をしてしまうとBが好きな人を傷つけてしまったり、相手から嫌われてしまう可能性もある。何かをほめるときには単体でほめるだけにして、「Bとは比べ物にならない」というような、ほかを否定する余計な言葉は付け足さないようにしよう。

RANKING
  • スキル・キャリア
  • ビジネス
  • 総合