ファミリーマートは、今年9月度の売上が前年同期比で101.2%となっており、今年3月からの7カ月間で前年同期比が100%を下回っていたのは8月度のみ。コンビニ大手としての力強さを感じる数字となっている。
8月度の売上が低かった要因としては、新型コロナウイルスの感染防止のため緊急事態宣言の対象地域が拡大されたことが考えられるため、新型コロナの流行が落ち着きを見せている現在は、さらなる売上回復が見込めるかもしれない。
さて、今回はそんなファミマから、秋の季節にぴったりな「買うべき商品」を5つ紹介したい。コンビニの秋冬フードといえばおでんや肉まんなどが定番だが、昨今は温めて食べるお惣菜や冷凍食品も高クオリティのため注目していただきたい。
もちもち麺と濃厚だれの汁なし担々麺/248円(税込、以下同)
コンビニ業界にも激辛通を唸らせるほど辛い商品は多いが、今回紹介する「もちもち麺と濃厚だれの汁なし担々麺」は、激辛通はもちろん、激辛があまり得意じゃないという人にもイチ押しの冷凍食品だ。
外袋を開けると、別添の「花椒入り唐辛子」とともに肉味噌と冷凍麺が一体となって入っている。肉味噌と麺をお皿に乗せてレンジで温めるだけと簡単なので、面倒な調理が苦手な方にもありがたい。
実食してみると、濃厚な脂の旨みを感じる肉味噌それ自体の辛さはピリ辛程度だが、「花椒入り唐辛子」を入れることでかなりパンチのある一品に変身する。その辛さと痺れは強烈ではあるが、同時に肉味噌と麺の味わいもきちんと主張しているため、うまく両立して美味だった。さらに寒くなる冬場にもおすすめだ。
珈琲ビーンズチョコレート/198円
「美味しく楽しく食べて健康になるための食事法」として近年話題のローカーボハイドレートことロカボ系食品。ファミマも新ブランド「ファミマル」から、このロカボ仕様のチョコレートを販売している。そこで今回は、「クランチチョコ」や「ピスタチオ」など6種類のラインナップのなかから「珈琲ビーンズチョコレート」をご紹介。
ストックバッグタイプの封を開けると、珈琲好きなら堪らない香ばしさが鼻を抜けていく。チョコレート部分はさらさらで手も汚れにくいので、外出先やオフィスでの小休憩にも重宝するだろう。
カリッという音とともに噛み締めると、珈琲の苦味とチョコレートの程良い甘さが口の中に広がる。ロカボチョコレートということもあり、その甘さはやや控えめだが、それが逆に珈琲の香ばしさと苦味を際立たせている印象だ。寒い季節、温かい珈琲と一緒にぜひ味わってみてほしいお菓子といえるだろう。