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YouTuberが「ゆっくり茶番劇」の商標取得で波紋 「年間使用料10万円」で撤回求める署名活動も

文=佐藤勇馬/フリーライター
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「柚葉 / Yuzuha」YouTubeチャンネルより


動画サイトの人気ジャンル「ゆっくり茶番劇」の商標権がYouTuberによって取得され、商標の使用に「年間10万円」が必要になると発表されたことで大きな騒動になっている。

「ゆっくり茶番劇」とは、人気シューティングゲームを中心にした上海アリス幻樂団による同人作品群「東方Project」から派生した二次創作。デフォルメされた人気キャラの霧雨魔理沙(きりさめ  まりさ)と博麗霊夢(はくれい れいむ)が、テキスト読み上げソフトによる音声で寸劇を繰り広げるものだ。

「ゆっくり」の由来は巨大掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」のアスキーアートとされるが、元2ちゃんねる管理人・ひろゆきは自身のTwitterで「おいらの記憶だと、自作の霊夢の絵で『ゆっくりしていってね』という台詞をつけたホームページがあって、その絵がオモロいと広まった気がします」と説明している。

東方Projectの原作者であるZUN氏らが使用を容認していることから「ガイドラインを守れば誰でも使える」とされ、YouTubeやニコニコ動画を中心に一大ジャンルとなっていた。

ところが、ゆっくり系動画の投稿者だった柚葉氏が今月15日に自身のTwitterで「この度、当社は『ゆっくり茶番劇』商標権を取得いたしました」と突然発表。YouTube動画やホームページ上で詳細を告知し、「法人・個人を問わず『ゆっくり茶番劇』商標を商用使用(1円でも利益の出る使用)する場合は、当社とのライセンス契約が必要です」などと呼びかけたことで大きな波紋を呼ぶことになった。

佐藤勇馬/フリーライター

佐藤勇馬/フリーライター

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

Twitter:@rollingcradle

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