セブン、今、絶対に食べて頂きたい食品5選…たるチキサンド、牛塩ホルモン炒め

　6月末時点で国内店舗数が2万1337店を超えたセブン-イレブンは、コンビニ業界店舗数第1位を記録するコンビニチェーンである。コロナ禍で経済的な打撃は受けたものの、業績も回復しつつあるようだ。セブンの本年度の3月から5月までの月次営業情報を確認すると、前年同期比で既存店の売上は100.8％、101.7％、102.6％と順調にプラスを維持。客数は97.6％、99.1％、101.3％、客単価は103.3％、102.6％、101.3％とこちらも堅調となっている。

　そんなセブンは、今夏も猛暑を吹き飛ばす爽快な商品を多数ラインナップ。そこで今回は“この夏、買うべきセブン商品”を5品ピックアップしたので、紹介していこう。

旨辛チキンカツ＆黒胡椒唐揚げ弁当／604円（税込、以下同）

　夏バテが心配なこの季節。健康的に夏を乗り切るためにも、疲労回復の効果がある鶏肉を食べて元気をつけていきたいところだ。そんなときに食べたいのが、「旨辛チキンカツ＆黒胡椒唐揚げ弁当」である。

　辛さとスパイシーさがたっぷりの肉系おかずがゴロゴロと入っているこの弁当。チキンカツは、程よく柔らかい食感に揚げられており、酸味のあるソースとの相性は抜群。唐揚げは黒胡椒の風味がきいた醤油感の強い味付けとなっており、嚙めば嚙むほど鶏肉のジューシーさが感じられる揚げ物好きにはたまらない味わいに仕上がっている。また、ご飯の量も多く、おかずと一緒に食べていても余るほどのボリュームであったので、満足感は非常に高かった。

　近年、SNS上では「セブンの弁当は年々、値段が上がって量が減っている」という主張を見かけることが少なくない。本品は約600円とコンビニ弁当としては安いとは言えない値段だが、肉と米をガッツリ食べられるためスタミナをつけたい人にぴったりで、価格以上の満足感が得られるだろう。

たるチキサンド／378円

「たるチキサンド」は、ウスターソースに浸けたチキンカツとタルタルソース、キャベツを挟んだサンドイッチ。ボリューム満点でランチにぴったりな商品のため、ぜひとも紹介したい一品だ。

　チキンカツは、パンの面積とほぼ同じぐらいの大きさを誇っており、非常に食べ応えがある。酸味と塩気のきいたソースとまろやかな卵のコクが引き立つタルタルソースとの相性も良く、非常に美味。シャキシャキとした食感のキャベツもこんもりと入っているので、肉々しさは控え目になっており、全体的にフレッシュな口当たりになっているのも評価できるポイントだ。

　ほかにも、セブンには「てりたまサンド」（313円）や「海老カツサンド」（432円）などボリューム感のある満足度高めなサンドイッチがあるので、本品が気に入った人はぜひそちらも試してみていただきたい。

牛塩ホルモン炒め／429円

　仕事で疲れた暑い日には、つまみ片手にビールを飲んで疲弊した身体を潤したいと感じるビジネスパーソンは多いだろう。そんな晩酌のお供におすすめしたいのが、この「牛塩ホルモン炒め」である。

　アメリカ産牛ホルモンをふんだんに使用し、キャベツとにんにくの芽、赤唐辛子とともに塩味で炒められた本品。牛ホルモンは、牛の脂の濃厚な旨味を堪能でき、どんどんお酒がほしくなる濃い味。ピリッとくる唐辛子の辛味が味にアクセントをもたらしてくれるので、最後まで飽きることなくいただける。

　牛の旨味が染み込んだキャベツは、しっとりとした食感で、より甘味を強調した味わいに。にんにくの芽のほうも、食欲を刺激させるやみつきになる風味であり、どんどん食べ進めてしまった。今夜の酒の肴を決めるときの候補に入れてみてはいかがだろうか。

伊藤久右衛門監修 冷やし葛まんじゅう 宇治抹茶餡／172円

　セブン-イレブンが夏になると発売する「冷やし葛まんじゅう」シリーズ。今夏も例年に引き続き発売されているが、今回は新しく「伊藤久右衛門監修 冷やし葛まんじゅう 宇治抹茶餡」という商品が発売されたので、紹介していきたい。

　京都宇治の伝統的なお茶屋である「伊藤久右衛門」の宇治抹茶を使用した本品は、上品な甘さが感じられる一品。なめらかな食感の葛まんじゅう生地は、ぷるぷるとしていて口どけが良い仕上がり。中に包まれている抹茶餡は、抹茶特有のほのかな渋みがありつつ、とろりとしたソフトな食感であり、小豆本来の甘さが味わえる。手のひらサイズなので、あっという間に完食してしまった。

　水羊羹や葛切りなど、夏に食べたくなる和菓子は数あれど、本品も自信をもってそのなかにラインナップしてもよいと感じる出来であった。特に抹茶好きの人は、ぜひ一度ご賞味いただきたい。

ふんわりクリームシフォン／345円

　自宅や職場でスイーツに舌鼓を打つひとときは、何気ない至福の時間だという方も多いのではないだろうか。特に近年では、価格以上の美味しさを誇るコンビニスイーツが多く誕生してファンを楽しませているが、新発売した「ふんわりクリームシフォン」もそのひとつといえる出来であった。

　プラスチックカップの中に、ふんわりとくちどけの良いシフォンケーキとホイップクリームがたくさん入った本品。シフォンケーキをクリームにたっぷりと付けて食べてみると、フワフワ食感の生地と濃厚な甘味を味わえるクリームがハーモニーを生みだしている。ケーキもクリームもそこまでしつこくない、すっきりとした甘さであったため、何個でもいけそうだ。それと同時に量もそれなりにあるため、コンビニスイーツでよくある物足りなさを感じることもなかった。

　スイーツ好きの人、普段スイーツを食べない人、どちらの人も楽しむことができる商品としておすすめできる一品だった。

どの商品も暑い夏に食べて、精が出る、疲れが癒される商品ばかりなので、気になる商品があった方はぜひお近くの店舗まで足を運んでみてほしい。

（取材・文＝A4studio）

※情報はすべて7月1日現在のものです。