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大崎孝徳「なにが正しいのやら?」

なぜ学生はわざわざ高い商品を買う?「まいばすけっと」よりコンビニを利用する謎

文=大﨑孝徳/神奈川大学経営学部国際経営学科教授
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まいばすけっとの店舗(「Wikipedia」より)

 値上げが大きな社会問題になろうとしている昨今、改めて価格にまつわる諸々について考えてみたい。

 先日、知り合いの研究室を訪問する機会があり、電車に乗り、最寄り駅からはバスに乗った。バスで神奈川郊外を走ること30分、ゆったりとして快適な時間だった。改めてグーグルマップで確認すると、実に28停留所の区間を乗っていた。それにもかかわらず、料金は220円。バスの運賃ではよくあることだが、終点まで一律の料金だった。終点近くまで乗車したため、少し得をしたような気分になったが、逆に1つめや2つめの停留所で降車の場合、利用者は損をしたような気分になるのではないか。実際にそうした苦情がバス会社に多く寄せられているのではないだろうか。

 やはり、こうした苦情(疑問)は多く寄せられているようで、例えば、横浜市HPの“バス交通に関するよくある質問”では、「近距離でも長距離でも路線バスの運賃が均一なのはなぜですか」が掲載されていた。

 それに対する回答は「路線バスの運賃は、都市部では利用者が多く、運賃の収受を簡便にするため、均一の運賃が採用されています。なお、利用者の負担の公平性を図ることを目的に、利用者の乗車した距離に応じて料金が変動する“対キロ区間制”が原則となっています」となっている。つまり、原則は当然のことながら距離に応じた料金でなければならないが、スピード重視で均一の運賃を採用しているわけだ。結局は利用者がどちらを強く支持するかであり、公平性よりもスピードを重視するほうがマジョリティということだろう。

価格の非合理性

 現代の日本社会においては、あらゆることが合理的にきっちり決まっているように思われるが、非合理なことも数多く、価格はその最たるものかもしれない。例えば、我々がなんら気にせず受け入れている「同じ商品にもかかわらず、店によって価格が異なる」ということも、改めて考えればおかしな話ではある。さらに、スーパーの特売などにおいては、同じ商品でも容量の少ないほうが多いほうよりも価格が高いといった摩訶不思議なことすら日常的に生じている。

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