ビジネスジャーナル > 社会ニュース > ひろゆき、取材を“ドタキャン”されたと報告
NEW

ひろゆき、辺野古座り込みめぐる取材を“ドタキャン”されたと報告 琉球新報は「条件が追加されたため」と反論

文=佐藤勇馬
【この記事のキーワード】,
ひろゆき、辺野古座り込みめぐる取材を“ドタキャン”されたと報告 琉球新報は「条件が追加されたため」と反論の画像1
Twitter「ひろゆき @hirox246」より

 2ちゃんねる開設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が20日、琉球新報から取材依頼を受けた件で、ライブ配信での公開形式にすることで進めていたところ、琉球新報側の“ドタキャン”で中止になったと報告した。琉球新報側は「博之さん側から条件が追加されたため」と反論し、ネット上で物議を醸している。

 事の発端は、ひろゆき氏が今月3日に自身のTwitterで「座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない?」とつぶやき、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で撮影した写真を投稿したことだった。写真には「新基地断念まで座り込み抗議」「不屈3011日」と書かれた看板があり、ひろゆき氏はその横で満面の笑みを浮かべながらピースサインをしている。「座り込みしていない時があるのだから日数表示はウソだ」と、新基地建設反対の抗議活動を揶揄するような投稿で、SNSを中心に賛否を呼んだ。

 当初からこの問題を大きく取り上げていた地元紙の琉球新報は、ひろゆき氏に取材を依頼。ひろゆき氏は今回の騒動で別のメディアに「言ってないことを言ったと報道された」とし、そういった事態を避けるためにYouTubeでライブ配信しながらの「公開取材」の形式で、21日19時からの配信の準備を進めていたという。ところが、ひろゆき氏はその前日の20日夕方に「『言った。言わない』を避けるために、配信しながら取材をする形で進んでいたのですが、琉球新報側の都合で前日ですが取りやめになりましたー」と報告し、琉球新報側が“ドタキャン”をしたと訴えた。

 これにネット上では「発言の切り抜きができない生配信だから逃げたのではないか」「取材を生配信されると何か困る事でもあるんですか?」「公開取材は無理ってメディアとしてどうなの」などと、琉球新報を非難する声が殺到した。

 一方、琉球新報は自社サイトの記事で、10月中旬にひろゆき氏と親交のある人を介して取材を申し入れ、仲介者のYouTubeチャンネルで取材をネット配信することを想定して調整を進めてきたと経緯を説明。さらに「調整を進める中、ひろゆきさん側から19日、他メディアのチャンネルでの配信を必須とする新たな条件を提示された。本紙は他メディアで本紙記者のインタビューが配信されることを検討したが、取材予定日までに結論を出せないため、21日のインタビューは見合わせたいとひろゆきさん側に伝えた」とし、ひろゆき氏が急に条件を追加したことが中止の原因だと“反論”した。

認識が食い違っていた可能性も

 ひろゆき氏と琉球新報の主張が食い違ったことで、ネット上の議論は過熱。「ひろゆき、別の条件を追加したことに触れずに『琉球新報が逃げた』って煽るようなツイートするのは卑怯では」「ひろゆきにも問題があったように思える」「他メディアで取材を配信されたとして何が困るの?」「結局、琉球新報が逃げてる印象は変わらない」などと、賛否両論となっている。

 どちらにも言い分があるだろうが、琉球新報が先述の事情説明の記事で「配信は仲介者のYouTubeチャンネルを想定していた」と記しているのは気になる点だ。記事でもひろゆき氏のツイートでも取材をネット配信することについて双方が合意していた点は共通しているが、仲介者のチャンネルのみで配信するというのは琉球新報側の「想定」でしかなく、ひろゆき氏側は違った認識で意思疎通が不十分だった可能性がある。

 いずれにしても、ひろゆき氏の発言をめぐる騒動は今回の一件でさらにこじれてしまいそうだが……。

佐藤勇馬/フリーライター

佐藤勇馬/フリーライター

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

Twitter:@rollingcradle

ひろゆき、辺野古座り込みめぐる取材を“ドタキャン”されたと報告 琉球新報は「条件が追加されたため」と反論のページです。ビジネスジャーナルは、社会、, の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!