1983年の発売以来、根強い人気を誇り、ロングセラー商品となっている大塚製薬のバランス栄養食「カロリーメイト」。現在、ブロックタイプ、ゼリータイプ、リキッドタイプが販売されており、固形型のブロックタイプはチーズ味、フルーツ味、チョコレート味、メープル味、バニラ味という5つのラインナップとなっている。
コンビニはもちろん、スーパーやドラッグストアなどでも販売されている黄色い箱はおなじみの存在だが、昨年末あたりからフルーツ味を見かけなくなった。他の味は変わらず売っているのだが、フルーツ味が店頭から消えてしまったのだ。
「いつの間にか生産中止か?」と思い、大塚製薬のホームページを見てみると、以下のようなお知らせが載っていた。
「現在、カロリーメイト ブロックは想定を大幅に上回る販売が継続しております。つきましては、生産効率を更に高め供給体制を整えるべく、『カロリーメイト ブロック フルーツ味』を一時的に販売休止させていただきます。多大なるご迷惑をおかけ致しますこと、深くお詫び申し上げます。」
いつから販売休止なのか? また、なぜフルーツ味のみ対象なのか? 大塚製薬に問い合わせると、以下のような回答を得た。
「2022年3月に販売を開始したバニラ味が好調で、若年層を中心に幅広い世代の需要が高まり、他の味も含めた全体の販売が上向きとなりました。それに伴い、生産効率をさらに高めるためにフルーツ味を販売休止とさせていただいています。2022年11月頃から生産休止となり、各店舗の在庫がなくなり次第、店頭には並ばなくなっている状況です。」
また、なぜフルーツ味が対象となったのかについては「全体の供給量を上げるための総合的な判断」で、現状のラインナップの中で一番人気は「チョコレート味」だという。
今後、再びフルーツ味を見かける日を楽しみに待ちたい。