トヨタの車載防災セットの中身がスゴい！夏の災害時に本当に使えるアイテム5選

　猛暑が続く今年の夏。天候も不順で、各地でさまざまな災害が起きている。真夏に警戒すべき災害といえば台風が代表的だが、それに伴う水害や停電などにも注意を払っておく必要があるだろう。

　この機会に改めて防災グッズを揃えようと考えている人も多いと思われるが、中には嵩張るので保管が面倒なものや、それなりの管理が必要なものも……。そこで今回は「ヤフオク！」で見つけた、防災グッズとして導入しやすく、他のシーンでも活用できるアイテムを5点紹介する（各種情報は調査時点）。

メーカー公式 車載用防災セット

　いざ防災グッズを揃えようとしても、必要なアイテム数が多く、何から買えばいいのか迷ってしまう人も多いだろう。優先順位や選定に自信が持てない人は、あらかじめ必要なグッズを揃えた防災セットを購入するのがオススメだ。この商品は、トヨタ車に積載されている公式の防災セットだ。

　内容物は、電力の供給がない場所でも情報収集ができる手回し式のダイナモラジオライトや、マスク、タオル、携帯トイレなどの生活用品にエアーマットまでもが、給水袋としても活用できる防水リュックに詰め込まれている。アイテムの選定は防災士が監修しており、信頼が置ける。本来は車内で被災した場合を想定した車載防災セットだが、もちろん家に保管しておいても、いざというときに役立つだろう。

　定価は1万5000円弱だが、ヤフオク！では1万円以下でお得に購入可能だ。ただし、ヤフオクには中古品が出品されることも多く、アイテムには使用期限が設定されているものもあるので、状態の確認や購入後の点検はしっかり行っておくべきだろう。

首掛け式ハンズフリー懐中電灯

　地震や台風に被災した際、停電してしまうこともある。そのため懐中電灯やヘッドランプは必須アイテムだが、自宅で静かに過ごす場合や、体育館などの避難場所では光量が強すぎて使い勝手が悪いことも。そこでオススメしたいのが、首掛け式のネックライトだ。

　本来はパーソナルな読書灯として使うものだが、これくらいの灯りが必要な場面は意外と多い。さらに、本品はマグネット分離式なので、外して金属部に固定したり、2人で分割したりして使うことも可能。口コミによると、このマグネットが強力で、強く叩き落としたりしない限り、勝手に分離することはないようだ。

　防災用の備えとしてだけでなく、キャンプなどアウトドアの場でもハンズフリーで作業をするときに活躍できるアイテムだ。

ソーラーパネル ポータブル発電機

　停電対策としてだけでなく、アウトドアでも活用できる実用アイテムが「ポータブル発電機」だ。東日本大震災では停電が多く発生し、そのうち約80％の地域が解消までに3日かかったといわれている。そのようなときでもポータブル発電機があれば自力で電力を供給でき、スマホの充電はもちろん、テレビや小型冷蔵庫も使えるようになる。

　ヤフオク！では容量の大きなポータブル発電機も多く出品されているが、中でもオススメなのが、折りたたみ式ソーラーパネルとセットになっている本品だ。ソーラー充電が可能なら、停電中でも電力をチャージできる。しかも、今の季節なら厳しい夏の日差しをうまく活かせるだろう。さらに、平常時でもソーラー充電を活かして家庭で使用すれば節電になる。ただし、発電機は経年によって劣化するので、ヤフオク！で探すときは価格だけでなく製造年や使用頻度などもチェックしよう。

折りたたみ式冷感シュラフ

　地震や台風によって避難を余儀なくされるときに重宝するのが、シュラフ（寝袋）だ。キャンプにも使うのでひとつは持っているという人も多いが、そのほとんどが保温性などに優れた冬用のシュラフではないだろうか。

　真夏でも屋外なら夜は涼しくなるが、屋内の避難所は暑くて寝苦しくなる。そこで便利なのが、この折りたたみ式シュラフだ。内生地は触り心地の良い吸湿性が高い素材でできており、発汗による蒸れを抑えてくれる。また、上下開閉可能なダブルファスナー仕様により、シュラフ内にこもった熱気を逃がすことが可能。さらに、シュラフ本体と収納袋が一体となっており、避難場所に持ち込みやすい点もありがたい。

　もちろん、本来の用途であるキャンプなどでも活躍してくれるので、防災兼アウトドア用として一枚持っておくと良いだろう。

ベンチレーションライナー

　会社や商業施設など、建造物の多い地域には防災グッズとして「ヘルメット」が常備されていることが多いが、家庭にもあるという人は少ないだろう。室内はもちろん屋外でも、余震による落下物や強風による飛来物から身を守るためにもヘルメットは必須アイテムだが、夏場は着用時の蒸し暑さがネックとなる。そんな状況を解決してくれるのが「ベンチレーションライナー」だ。

「ベンチレーション」とは換気のこと。シリコンパッドでできたライナー本体をヘルメットの裏面に付けて着用すると、ヘルメットと頭皮の間に隙間を生み出して空気の流れを作ってくれる。これにより、ヘルメット内が蒸れにくくなり、汗がインナークッションに染み込むことも防いでくれるのだ。本来はバイクやサイクリング用ヘルメットに装着したり、建築現場などでも使われたりすることの多いアイテムだが、防災時にも活躍してくれるだろう。子ども用サイズのものもあるので、揃えておきたい。