(「ペプシスペシャルHP」より)
日本人1人が1本飲んだ計算…キリンのトクホコーラが累計販売数量1億3000万本突破! ー ダイエットクラブNEWS(12月12日)
4月24日に発売し、2週間で100万ケースを記録した「メッツコーラ」。発売から半年で販売数量は550万ケース・1億3000万本を突破した。これまでコーラといえば若者の飲み物というイメージがあったが、同商品のメインターゲットは30代以上の大人層。キリンでは脂っこい食事を摂る際に一緒に飲まれており、味覚面でも評価が高くなっていると分析している。これまでの小型ペットボトルに加え、秋には1.5リットルの大型サイズを投入し、飲用シーンを拡大したい同社。先駆者のアドバンテージで、後続、サントリー「ペプシスペシャル」を突き放したい考えだ。
「ペプシ スペシャル」発売2週間で年間販売目標を超える130万ケース出荷 ー サーチナ(11月28日)
「メッツコーラ」の大ヒットを受けて、サントリー食品インターナショナルが発売した「ペプシスペシャル」。11月13日に発売し、こちらも売れ行きは上々だ。発売から2週間でメッツコーラを上回る130万ケースを販売し、年内販売目標を当初の100万ケースから、160万ケースに上方修正した。食物繊維「難消化性デキストリン」を配合し、脂肪吸収を抑える効果がある同商品。490mlで158円と、トクホ商品としてはやや安価な価格設定で、30〜40代男性を中心に支持を集めている。同社では、3年後には年間1000万ケースにまで売上規模を伸ばし、サントリーの主力商品として成長させる狙いだ。
サントリーがトクホコーラで敢えて挑む “自社競合”というリスク ー ダイヤモンド・オンライン(11月19日)
大ヒットとなっている「ペプシスペシャル」だが、サントリーでは、この商品を発売するまでに葛藤があった。
これまでペプシの主力商品であった「ペプシネックス」はペプシ全体の3分の2を占める販売量だった。だが、そこに侵食してきたのが春に発売されたメッツコーラ。ゼロカロリーの「ペプシネックス」とトクホコーラは、購買層が似ているため、大手小売関係者も「かなりの売上をメッツコーラに奪われている」と証言する。つまり、「ペプシスペシャル」の発売は、「メッツコーラ」への対抗であると同時に、「ペプシネックス」の自社競合を生み出すことをも意味する。
だが、このまま手をこまねいているばかりでは、メッツコーラの勢いは増すばかり。「多少の自社競合は起きるかもしれないが、トクホのコーラを含めたコーラ市場全体が広がる中で、ペプシブランド全体を成長させていきたい」と苦しい決断を迫られたのだった。
そこで気になるのが、コーラ市場でシェア首位を誇る日本コカ・コーラの動き。業界関係者は「ペプシネックスがシェアを失ったら、最も得をするのは同じカテゴリーでペプシネックスとシェアを争うコカ・コーラ・ゼロ」と、コカ・コーラ社の静観を解説する。トクホコーラ市場の確立は、コーラ業界の再編にまで発展する可能性を含んでいるのだ。
日本には肥満防止系の「夢のようなコーラ」がある ー 台湾メディアーサーチナ(11月28日)
日本でのトクホコーラ人気は海を超えて話題となっている。同記事によれば、台湾のテレビ局TVBSが、日本のコーラ最新事情を紹介。「ペプシスペシャルを飲めば、ピザやハンバーガーなどを食べても、コレステロールを抑えて心臓病のリスクを低減させる。“特定保健用食品”の文字が、日本政府に認められた証拠」と、驚きをもって伝えた。やはり、「コーラを飲んで健康になる」という発想は、台湾人にとっても意外なようだ。
しかし、どんなに健康にいいものであっても、摂り過ぎは逆効果。同テレビ局でも、「米食品医薬品局によると、糖分が含まれた炭酸飲料は植物繊維が入っていても健康に良いとは言い難い(中略)肥満を防止したいのであればドリンク類を控えめにするしかない」と、その健康効果については冷静な指摘。賢明な読者諸兄ならば、トクホコーラで身体を壊すことのないように心がけたい。
(文=萩原雄太/かもめマシーン)