そんななか、業界を代表する企業が集まり、学生がたった1日で各業界を網羅出来る就活講演会がある。
今年19回目を迎える『レイスフォーラム』は、学生にとって最もポピュラーなブース出展型の合同企業説明会とは一線を画する。形式はコンサートのような講演型。参加企業は1日8社のみで、各業界を代表する人気企業が並ぶ。学生に対して代わる代わる自社のみならず業界の魅力を語る姿はあたかもプレゼンテーションのクオリティを競い合うかのようだ。
「様々な業種や業界を勉強したいが、様々な会社のセミナーへ行くのは、時間的にも費用的にも負担があったので、1日で多業界の企業のプレゼンを聞くことが出来るのは自分にぴったりでした」(関西学院大学・社会学部 女性)
「初めて就職イベントに参加しました。友人から就職イベントは人が多く混雑していると聞いていましたが、レイスフォーラムは全く違いました。席がゆったりとしているのでメモが非常に取りやすく、充実していました」(早稲田大学・経営学部 男性)
企画の趣旨はシンプル。企業側からすると、他業界志望の学生に自業界の魅力を知ってもらうには、この形式が意味を持つ。たとえば、ある学生が商社業界志望で講演会に参加しても、講演形式のため自動車業界、食品業界の講演も聞かざるをえない。ところが就職活動もスタートしたばかりで業界研究も浅いこの時期、当初は興味を持てていなかった業界に、このセミナーをきっかけに志望を広げる学生も多いという。自らの業界を熱心に志望する学生だけではなく、多様なタイプの学生を集めたい大手企業同士の利害が一致してこのセミナーから毎年多くの学生が各社に入社している。
学生のみなさんにとっては一生に一度の就職活動。その重要さに議論の余地はない。
意中の業界・企業が既にあるとしても、「実は運命の業界・会社は別にあるのでは……」という気持ちが少しでもあるのであれば、参加してみるのもいいかもしれない。
■参加企業:
トヨタ自動車株式会社、サントリーホールディングス株式会社、株式会社三井住友銀行、株式会社電通、住友商事株式会社、日本郵政グループ、三菱地所株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、凸版印刷株式会社、富士通株式会社、株式会社NTTドコモ、他
レイスフォーラム2017・詳細
■開催日時
(関東)3月23日(水)・24日(木)・25日(金)
(関西)3月22日(火)
(関東/関西共通)開演:13:00頃 終了:18:30頃
■場所:
(関東)よみうりホール
(関西)メルパルク大阪
第19回レイスフォーラム https://www.race-forum.jp/
※こちらはインフォメーション記事です。