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水谷氏は名古屋大学経済学部を卒業し、1975年に三菱重工に入社。総務や人事畑を歩き、航空宇宙事業本部の副事業本部長を経て、14年4月から防衛・宇宙ドメイン長に就任した。
三菱重工が同日発表した16年4~12月期の連結決算の売上高は前年同期比5%減の2兆6942億円、営業利益は63%減の684億円、最終損益は112億円の赤字(前年同期は533億円の黒字)だった。航空機関連が振るわず、採算が悪化した。
交通・輸送部門の売上高は11%減の3605億円、営業利益は前年同期の445億円の黒字から283億円の赤字に転落した。航空機関連では、米ボーイングなどの減産に伴い売り上げが減少。MRJ関連の費用が100億円ほど膨らんだ。
MRJは国産初のジェット旅客機という国家プロジェクトである。MRJの開発は16年11月、宮永氏直轄の体制に移行。航空機の開発経験を持つ外国人のエンジニアに権限を委譲するとともに、三菱重工グループが総力を挙げて取り組む姿勢を示した。
三菱航空機の今回の人事はその一環で、社長は水谷氏で5人目だ。しかし、債務超過に陥った三菱航空機の資本増強策は発表されなかった。
(文=編集部)
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