「猛暑」「酷暑」の予想が一転、「冷夏」となった今年の夏。しかし、これからは残暑が厳しい時期だ。
ビジネスパーソンのなかには、大量の汗をかきながら外回りをしている人もいれば、蒸し暑いなかを通勤するだけでグッタリしてしまうという人もいるだろう。また、この季節は祭りや花火大会などの屋外イベントがめじろ押しだ。
そこで活用したいのが、「ひんやりアイテム」の数々である。自宅での使用はもちろん、外出時に身に着けられるものまで5つのアイテムを紹介、その使用感をレビューする(価格は税込み表示)。
ニトリのひんやり敷きパッド、足裏に冷却ジェル
【Nクールシリーズ「敷きパッド」/ニトリ/1389円】
まずは、ニトリが発売している「Nクール」シリーズの「敷きパッド」だ。接触冷感素材を使用しているため、パイル地のものと比べてひんやりとした質感が特長である。
速乾性にも優れているため、汗をかいてもベタつかず、サラッとした肌ざわりが損なわれないのもポイントだ。また、リーズナブルな価格で気軽に買って試せるのもうれしい点である。
実際に使用してみると、ほどよいひんやり感があり、サラッとした肌ざわりのおかげで起床時の布団のベタつきが緩和された。また、比較的気温の低い日であればクーラーいらずで、電気代を節約することができるのもメリットのひとつだ。
より強いひんやり感を求める場合は、価格帯は上がるが「Nクール」シリーズの上位商品である「Nクールスーパー」や「Nクールダブルスーパー」シリーズを購入するのが得策だろう。
ただ、ひんやりとした肌触りの敷きパッドは他社からも多くの商品が出ており、それらと明確な差別化ができているかといわれると、難しいところである。
【足裏冷却ジェル袋「足らくさん」/ケンユー/1296円】
次は、ケンユーの足裏冷却ジェル袋「足らくさん」を紹介したい。フリーザーで冷やしたジェル袋を付属のニットカバーに入れ、足に装着して使用する。ジェルは冷凍しても凍結しないため、足裏にしっかりとフィットしてくれる。
実際の使用感は、瞬間的に強烈な冷感を得られるわけではないが、心地よいひんやり感が持続する。1日の終わりに使用すれば、冷却効果だけでなく足の疲れを癒す効果も期待できそうだ。
フィット感については、凍らないジェル袋と伸縮性のあるニットカバーのおかげで、ずれたり外れたりすることがなく、座って使用する分にはストレスフリー。ただ、ジェル袋はそれなりに存在感があるため、歩きながらの着用は難しいだろう。
使用前にジェル袋を4時間以上冷やさなければならない点がネックではあるが、使わないときは常にフリーザーで冷やしておけば問題ない。家での使用に限られるが、確かな効能と繰り返し使える点を考えれば、コストパフォーマンスの高い商品といえるだろう。