家具・インテリア業界で年々存在感を増しているのが、「お、ねだん以上。」のキャッチコピーでお馴染みのニトリだ。
そのニトリを展開するニトリホールディングスは、2019年2月期通期の連結業績で、売上高6140億円(前期比7.3%増)、営業利益990億円(前期比6.0%増)と、32期連続の増収増益を見込んでいるほど絶好調。直近の数字を見ても、18年5月度の国内の既存店売上高が前年同月比5.9%増となっており、こちらは2カ月連続で前年を上回っているなど、驚異の躍進を続けている。
現在は中国での出店計画も推し進めており、22年には中国で200店舗、32年には1000店舗達成を目指しているというから、なんとも景気がいい。
業績的には死角のなさそうに見えるニトリだが、実際に商品ひとつひとつは、キャッチコピーどおり、値段以上の価値があるといえるだろうか。そこで、現在ニトリで販売されている夏物グッズに注目して、使い勝手や価格、デザイン性などの観点から「買ってはいけない夏物グッズ」を3つピックアップしたので、理由とともに紹介していきたい。
ニトリの買ってはいけない夏物グッズ3選
ニトリの買ってはいけない夏物グッズ。3つのうちの2つは、選んだ理由はズバリ、「ダサいから」。機能性や価格などには問題ないが、ニトリのデザインセンスには「?」が付くものもあるので注意してほしい。
【買ってはいけない夏物グッズ1】:スニーカーサンダル/499 円
ゴム素材のサンダルを、ローカットスニーカーのようにデザインしたこちらのスニーカーサンダル。店舗によってはレジ近くのスペースに陳列するなど、今夏の夏物グッズの中でニトリが推しているほうの部類に入っているようだ。
だが、いかんせん「ダサい」のが玉に瑕。センスや好みは人それぞれのため、このデザインがかっこいいと思う方もいるだろうが、おそらくあまり女性ウケはしないだろう。
実は「スニーカーサンダル」は一部の若者たちに流行しているアイテムであり、さまざまなブランドが「スニーカーサンダル」を発売している。しかし、ネットで「スニーカーサンダル」と画像検索してもらえれば一目瞭然だが、このニトリ製のものとは全く別物ともいえるスタイリッシュな商品の数々がヒットするはずだ。
つまり、“最近スニーカーサンダルが流行っているらしい”と噂を耳にし、このニトリのスニーカーサンダルを履いて街に繰り出すと、恥をかいてしまう可能性が高いのである。