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そのレシピを横目で見ながら、マッコリをカルピスで割るなど試行錯誤していたが、時計を見るとあっという間に30分が経過していた。肉の万世の大人のドリンクバーでは、1時間の制限時間の終了30分前に料理がラストオーダーとなり、ドリンクバーも10分前に終了となる。そして、時間きっちりに退出しなければならない。
正直いって、この慌ただしさはつらい。時間が気になって、ゆっくりお酒のミックスを楽しむことができないのだ。
先に入店していた会社員風の男女6人がやけに静かだったのも、コスパを高めようと飲むことに集中するあまり、仲間同士で楽しく会話するどころではなかったのかもしれない。
結局、1時間の制限時間内で飲んだのは6杯。一般的に、大人のドリンクバーでは「生ビールが含まれているかどうか」などの内容によってコスパやお得度が判断される。それを踏まえて考えると、それなりにお得に感じたことは間違いない。
ただし、制限時間のせいで気持ち的には常に追い詰められていた。そのため、トータルで考えれば、もう少し高くても「時間を気にせず会話しながら飲めるほうがいいのでは……」という気もしたのは確かだ。
コスパの高さを追い求めてひたすら飲みに徹するか、それともミックスでオリジナルカクテルの開発を楽しむか……。いずれにせよ、豊富な肉料理をつまみに好きなお酒を好きなだけ飲める空間は、確かに「大人の」ためのものかもしれない。
(文=ソマリキヨシロウ/清談社)
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