セブン-イレブン、ファミリーマートに続くコンビニエンスストア業界大手のローソン。「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」という3つの約束を掲げる同社は、「マチのほっとステーション」というスローガンの実現を目指すべく日夜、商品の開発とサービスの向上に努めている。
そんなローソンは1月27日に宅配調理事業への参入を宣言。Uber Eatsなどの宅配アプリでオーダーされた商品をローソン店内の厨房で調理し、出来立ての状態で届けるいわゆる“ゴーストレストラン”と呼ばれる宅配専門のサービスを始めるそうだ。
ローソンブランドとしての販売ではなく、有名外食チェーンとコラボした新ブランドを立ち上げ、2023年2月末に関東圏100店舗、25年度に全国1000店舗の導入を目指すとしている。“withコロナ”によって定着した急成長中のデリバリーサービス事業に参入し、店頭販売以外の新たな客層の獲得を狙っているのだろう。
そのゴーストレストラン事業のフィードバックが、今後、ローソンオリジナル食品に活かされることもあるかもしれない。もちろん、現時点でも魅力あふれるオリジナル食品を多数展開しているので、今回は数ある商品のなかから“買うべきローソン商品”を4つ選出した。ぜひチェックしてほしい。
1食分の野菜が摂れる とり野菜みそスープ/420円(税込、以下同)
毎日きちんとした食事が摂れているわけではなく、野菜不足が顕著になりがちなビジネスパーソンも少なくないだろう。そこでおすすめしたいのが「1食分の野菜が摂れる とり野菜みそスープ」。本品は厚生労働省が定める1日当たりの野菜摂取量の目標である350g以上を、1食分で摂ることができるのだ。
本品には石川県民のソウルフードである「株式会社まつや」が販売する「とり野菜みそ」が使われている。味わい深い風味とコク、それでいてほんのり甘さを感じる「とり野菜みそ」を使ったスープは、シャキシャキとした野菜と程よく弾力のある鶏肉との相性が抜群。味付け自体も薄めなのでしつこさを感じずに最後まで美味しくいただけた。
現在ローソンで販売されているスープ系商品のなかでは、450円の「8種具材のスープカレー」に次ぐ420円という高さではあるが、それだけに満足度は高く、身も心も温まる一杯であった。まだまだ寒いこの季節、本品を食べて乗り切ってみてはいかがだろうか。
宍道湖しじみ中華蕎麦琥珀監修 たれ和えチャーシュー卵黄おにぎり/150円
近年は人気ラーメン店とコラボした高クオリティなコンビニ食品の躍進が著しい。この冬、ローソンでも東京都大田区の人気店「宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀」とのコラボ商品がいくつか展開された。なかでも、「宍道湖しじみ中華蕎麦琥珀監修 たれ和えチャーシュー卵黄おにぎり」はリピートしたくなるほど旨い商品だ。
本品は「琥珀」の人気サイドメニューである「焼バラ丼」をおにぎりにした商品。ネギと甘じょっぱい「たれ」が混ぜられたご飯の中には、本家さながらの肉感が溢れるチャーシューがごろりと入っている。香ばしく程よい塩気のチャーシューは噛むごとに肉の旨味が舌に伝わり、食べる手が止まらなかったほどである。
また、「たれ」にはマヨネーズと卵黄ソースが絡められているので、まろやかさもプラスされ、塩気の角が立たないバランスの取れた味となっていた。そのまま食べても美味しいのだが、温めるとよりご飯とチャーシューが絡みやすくなるのでおすすめだ。
からあげクン コンソメ味/216円
ローソンのホットスナック商品の看板メニューである「からあげクン」シリーズ。そんな「からあげクン」に新しくコンソメ味が追加された。本品は「みんなのからあげクン」をテーマにローソンスタッフが企画した味となっている。ちなみに本商品、ローソン公式の商品ページで「自信をもってお薦め」と謳われているメニューである。
さっそく一口食べると、かなり強いコンソメの香りと味が感じられた。コンソメ味のポテトチップスを食べているかのようで、ついつい手を伸ばしたくなる美味しさに仕上がっている。噛むごとに「からあげクン」が持つ鶏肉のジューシーさも味わうことができるので、満足感は高めといっていいだろう。
「からあげクン」にはさまざまなフレーバーが登場しているが、本品は“ありそうでなかった”味なのではないだろうか。新商品にして、今後定番化していきそうな雰囲気すらあるので、「からあげクン」好きはぜひとも試してほしい逸品だ。
生ガトーショコラ/220円
ローソンのスイーツブランド「Uchi Café」には、「プレミアムロールケーキ」(150円)、「バスチー -バスク風チーズケーキ-」(225円)など、お手軽な値段で本格的なスイーツを食べられる人気商品が揃っている。なかでも今ローソンがプッシュしているのが、この「生ガトーショコラ」。本品は1月25日に2021年9月の発売から数えた累計販売が1000万個を突破した大人気の商品だ。
実は1000万個突破を記念して、初のリニューアルが施されてもいる本品。チョコレートや生クリームなどの割合を増やし、しっとり生地に仕上げたとのこと。ずっしりと密度を感じる生地は、チョコレートの濃厚なコクがしっかりと味わえる仕上がり。カカオ分62%のチョコはちょうどいいほろ苦さであり、ほのかな甘味が際立つ絶妙な味加減であった。また、生地の上に乗せてある北海道産の生クリームは、あっさりとしつつも芳醇なミルクの味わいをプラスしてくれる。
リニューアル後の本品は、こだわりぬかれた材料と丁寧な調理が見事に組み合わさり、スイーツとしてのクオリティがますます高くなったといえるだろう。
今回紹介した商品はすべて新作&リニューアルした商品。この機会にお近くのローソンに出向いて、これら新作商品をぜひ味わってみてはいかがだろうか。
※情報は2022年2月16日現在のものです。