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豊田自動織機は29日、エンジン認証不正について、外部有識者による特別調査委員会の報告書を発表した。今回の調査で、フォークリフト用6機種、建設機械用1機種で新たに違反行為が判明。自動車用エンジン3種でも違反が見つかった。同社は「二度とこうした行為を繰り返すことのないよう、法規順守の基本を再徹底し、全社を挙げた再発防止に取り組んでいく」としている。
親会社のトヨタ自動車は同日、違反が見つかったエンジンを搭載する10車種の出荷を一時停止すると発表した。日野自動車も対象となるトラックの出荷を一時停止する。
国土交通省は30日に豊田自動織機への立ち入り検査を実施し、不正の事実関係を確認する方針。トヨタは「認証を行うメーカーとしての根本を揺るがす事態だ。多大なご迷惑、ご心配をおかけし深くおわびする」とコメントした。
豊田自動織機は不正の原因について、不合理な開発スケジュールやトヨタとのコミュニケーション不足などを挙げた。
豊田自動織機では2023年3月にフォークリフト用エンジンの排ガス性能試験で不正が発覚。調査委員会を設置し、さらなる不正の有無や原因の解明を進めていた。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2024/01/29-16:29)
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