JR八王子駅そば!奇跡の喫茶店の謎 ビールも激安で店内きれい&居心地最高なのになぜ?
この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今回は林賢一氏が、コーヒー1杯120円という格安のカフェに関する謎について迫ります。
【今回ご回答いただいた企業】
キクマツヤ カフェ様
仕事柄、カフェで仕事をすることが多い。
スターバックスコーヒーではWi-Fiも飛んでいるし、ノートPCの電源を確保することだってできる。でも、ちょっとコーヒーの値段が高い。ドトールコーヒーは安くて大好きだけれど、座席がちょっと狭いのが気になる。カフェ・ベローチェも似たような感じだ。喫茶室ルノアールは落ち着くけれど、ドリンクの値段はドトールやベローチェに比べてやや割高だ。
結局、「仕事をするなら絶対にこの店」というのが決まっていない。ふらっと歩いて、目についた店に入ることが多くなった。
しかし先日、ふらふらと東京・八王子の繁華街を歩いていたら、「キクマツヤ カフェ」という喫茶店を発見した。聞いたことがない店名だが、1階が「キクマツヤ」という昔ながらの洋品店で、その2階にある。おそらく同系列なのだろう。とてもきれいな店内で机も広い。これはゆっくりと仕事に集中できそうだ。そんなことを考えながらコーヒーを注文して驚いた。
「コーヒー、120円です」
安い。「嘘でしょ?」と思うほどに安い。都心から少し離れた場所とはいえ、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央線・八王子駅のすぐ近くにある繁華街だ。いくらなんでも120円は安すぎではないか。缶コーヒーと同じ値段である。きれいな店内で飲める上に(申し訳ないことに)店内は空席だらけ。これで商売が成立しているのだろうか? それとも、何か1階の洋品店と関係があるのだろうか?
●コーヒーが激安なワケ
気になる。そこで、キクマツヤ カフェ様に直接聞いてみた。
「コーヒーが1杯120円と激安なのは、なぜですか?」
担当者 下の階のお洋服の裾上げなどの時間に、コーヒーなどのお飲み物を飲んでお待ちいただくため、値段を低く設定しております。