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人間の「足」に衝撃の真実!ピッタリの靴下が見つからない問題の理由が!

文=鮫肌文殊/放送作家
人間の「足」に衝撃の真実!ピッタリの靴下が見つからない問題の理由が!の画像1「写真素材 足成」より

 この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今回は放送作家の鮫肌文殊氏が、靴下のサイズに関する疑問について迫ります。

【今回ご回答いただいた企業】
靴下メーカーの岡本株式会社様

 足ツボマッサージにハマっている。そう、バラエティ番組の定番で、リアクション芸人が足の裏をグイグイ押されて「痛い! 痛い!」と悶絶しているアレである。

 なんでも、足の裏にはたくさんのツボが集まっていて、そこが固いとなんらかのカラダの不調が出ている証拠だという。足の裏のゴリゴリ感は、カラダの老廃物の固まり(尿酸、乳酸)らしいのだ。それを揉みほぐすことで代謝を促進させて血液の循環を良くするという。

 以前、バラエティ番組の企画で「足ツボバトル お前の悪いところはココだ!」というゲームを考案したこともある。1対1のバトル形式で、お互いに相手のカラダの中から調子の悪そうな箇所を予想し、足ツボマッサージ師に押してもらう。痛みに耐えられず声を出したら負けというルールだ。

 お笑いタレントの松村邦洋と出川哲朗の対戦で、松村は「出川さんはいつも腰痛に悩んでいたはずだ。先生、腰のツボを押してください」と指定し、出川の腰のツボをマッサージ師が押した。すると、「ギャーーーーーーーーッ!」と、あまりの痛さに思わず絶叫する出川。しょうもない戦いで、かなりくだらなかった。

 ほかにも、水着仕事で体が冷えることの多いグラビアアイドルの膀胱が弱っていたり、MC系(司会中心)のタレントが日頃から酷使しているノドのツボを押されて死ぬほど痛がったり……予想通りのリアクションの連続だった。

 一番面白かったのは、松村とタレントのテリー伊藤によるバトルだ。松村が禁断のひと言を放った。「テリーさんは目が悪いはず。先生、目のツボを押してください」。松村に言われた通り、テリーの目のツボをグイグイ押すマッサージ師。しかしテリーは一切動じなかった。名勝負だったなあ。

 ともかく、そんな企画を考えるくらいだから、昔から足ツボに興味はあったのだ。いま贔屓にしているのは、ドクターフットという店だ。ここは痛いことで有名で、大のオトナが声を上げて悶絶する、まさに激痛系。その代わり、終わったあとは非常にスッキリする。行ったその日は本当に熟睡できる。私はドMなので、施術するマッサージ師に「一番痛いのでお願いします」と頼んでグイグイ押してもらっている。

ジャストサイズの靴下は作れる?

 そんな足ツボマッサージであるが、これからの季節、足の匂い問題が発生するのだ。一日中、靴の中で蒸れた臭い足。そのまま足ツボに行くのは恥ずかしい。

 そこで今回は、靴下に関するギモンを聞いてみようと思う。

 だから直接、1934年創業、靴下専業メーカー国内最大手の岡本株式会社お客様相談室に聞いてみた。

「靴下のサイズは、『25~27センチ』など、幅がありますが、ジャストサイズの製品は作れないのでしょうか」

担当者 靴下は「メリヤス製品」といいまして、繊維が伸び縮みする製品なのです。服の場合、Lサイズの体型の人がMサイズの服を着ることは難しいですが、靴下は伸び縮みするので、靴のサイズと比べて小さなサイズでも大きなサイズでもはけます。そこはお客様の好みに合わせてお選びいただくように、幅のあるサイズ表記になっております。

–だから、ザックリしたサイズになっているわけですか。

担当者 サイズに関して、まずは足長が目安になると思うのですが、人によって足の甲の高さや幅なども違います。したがって、足長が一致するだけでは、必ずしもジャストなサイズになるとは限りません。さらに大量生産するに当たり、お客様それぞれに好みが異なってきますので、ジャストサイズで製造するのは難しいと思います。

–オーダーメードなら作れるということですか。

担当者 それは可能かと思います。

–ありがとうございました。

 足の形は人それぞれ違い、ぴったりフィットする靴下を作るのは難しいため、あえてアバウトなサイズ設定にしているというわけか。なるほど納得できた。

 調べてみると、確かにオーダーメード靴下もあるが、一足だけマイ靴下を作るとなると、かなりの割高になる。アバウトなサイズの中から、自分の足に最もフィットする靴下を見つけるしかなさそうである。

 さあ、原稿仕事も終わったし、また足ツボマッサージに行こうっと!
(文=鮫肌文殊/放送作家)

鮫肌文殊

鮫肌文殊

1965年神戸生まれ。
高校二年の春、雑誌「ビックリハウス」の第17回エンピツ賞(小説)受賞を皮切りに、賞を総なめ。若干19歳で短編小説集「父しぼり」(長征社)を発表。NHK 特集への出演を機に中島らも氏の知己を得て、放送作家活動をスタートする。
1990年、松尾貴史の勧めで上京。現在に至る。
パンクバンド『捕虜収容所』のボーカルやDJでの音楽活動。テレビメディアに関するエッセイ等でも活躍中。

Twitter:@samehada19

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