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山本康博「なぜあの商品はヒットしたのか/しないのか」

なぜキミは大学に入るのか?4年間を無駄に過ごし、企業からまったく相手にされない人達

文=山本康博/ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役

履歴書に書く過去は変えられない

 結論としては、大学に入ったら過去をたくさんつくるように努力すべきだ。また、社会に出たら一本釣りされるような人間にならなければいけない。「○○さんでいい」といったように、代わりに誰かと替えられるような人間では会社に必要とされているとは到底いえない。筆者は、会社の命運がたった一人の人間の行動で変わる現実を目の当たりにした経験を持つが、そのくらい影響力のある人間にならなければいけない。「○○さんでないとだめ」とまで企業に思わせなければいけないのだ。

 そのためには遊んでいるだけではもちろんダメだし、「なんとなく今の大学に入った」というのもダメだ。なぜその大学に入ったのか、明確な理由を自分の中に持ち、それに向かって過去を地道に積み上げ、その時々で一所懸命になるべきである。

 就職活動の際に履歴書に書く過去は変えられない。変えられない過去を明日からつくらなければ、就職活動が大変になることは明白だ。就職するための大学という概念を持ち、将来の日本を背負ってくれる人材がたくさん創出されることを切に望む。
(文=山本康博/ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役)

山本康博

山本康博

ビジネス・バリュー・クリエイションズ
代表取締役、損保ジャパン顧問。ブランドマーケッター。日本コカ・コーラ、日本たばこ産業、伊藤園でマーケティング、新商品企画・開発に携わり、独立後に同社を設立。これまで携わった開発商品は120アイテム、テレビCMは52本制作。1年以上継続した商品は計算すると3割以上、メーカー側でマーケティング実績35年。現在では新商品開発サポートのほか、業界紙をはじめとしたメディア出演や寄稿、企業研修、大学等でのセミナー・講義なども多数実施。たたき上げ新商品・新サービス企画立ち上げスペシャリスト。潜在ニーズ研究家。著書に『ヒットの正体』(日本実業出版社)、『現代 宣伝・広告の実務』(宣伝会議)、2016年スタンフォード大学 David Bradford 名誉教授、ボストンカレッジ Allan Cohen 教授の推薦書として、世界に向けて英著、 “Stick Out”a ninja in Japanese brand marketingを全世界同時発売開始。『Stick Out~a ninja marketer』(BVC)、現在ブレイク中で話題のAmazon書籍総合1位も獲得したベストセラー『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(致知出版)の一人として8月1日執筆など。

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