1967年に「似鳥家具店」として創業以来、高品質な家具をリーズナブルな価格で提供し続けてきたニトリ。2019年11月末時点で国内外に595店舗を展開しており、中国、アメリカ、台湾にも進出。近年では、モール型ショッピングセンターの「ニトリモール」や、顧客のニーズに合わせたコーディネートをしながらリフォームをする「トータルリフォームサービス」など、空間づくりを軸とした新たな事業も展開している。
ニトリホールディングスの2020年2月期第3四半期の決算報告によると、売上高は前年比107.3%の4814億円。大手家具チェーン店において不動の1位を誇るニトリだが、現状に満足する様子はなく、2032年までに店舗数3000、そして売上高3兆円を目指すという。
今回「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は、そんなニトリの商品のなかから、この冬に揃えておきたい優秀アイテム5選を独自にピックアップ。どれも低価格でありながら利便性に富んだ「お、ねだん以上」の価値があるものばかりなので、要チェックだ。
ティッシュケース nosete2/814円(税込、以下同)
こちらは、立てて置いておけるタイプのティッシュケース。生活感が丸出しになってしまうティッシュボックスをおしゃれに魅せられるのはもちろんだが、この商品で革新的なところは、上部にトレーがついており物を置けるという点だ。リモコンやメガネなど、部屋の中でつい見失ってしまいやすい物があるという人は、このティッシュケースを定位置にしておくといいだろう。
なお、ニトリの公式サイトでは「一般的なティッシュボックスの大きさに対応」と記載されているが、一回り小さいタイプのティッシュボックスを中に入れてみても、ちゃんと口からティッシュが出せた。口の位置さえ合えば問題なさそうだし、本体のつくりもしっかりしているため、めったなことでは壊れないだろう。カラーバリエーションが6種類と豊富なのも嬉しいポイントだ。
冷蔵庫脇ラック/1047円
このラックは、冷蔵庫の横に空いた小さなスペースにラップ、アルミホイル、キッチンペーパーなどのキッチン周り用品を、まとめて収納しておける商品だ。デッドスペースになってしまいがちな縦の空間を、1000円ちょっとで有効活用できるというだけでも十分に価値があるだろう。
また、買ったときから吸盤がセットで付いているため、組み立ても取りつけも簡単。吸盤の吸引力は文句なし。さらにはスチール製ということもあり、シルバーに輝くボディがクール。部屋の雰囲気を壊すことなく、大いに活躍してくれるはずだ。
着る毛布/2027円~(税別)
例年、冬になると激売れするというニトリの「着る毛布」シリーズは、やはり今季も売れ行き好調らしい。その名のとおり着ることのできる毛布なので、台所に行くにもお手洗いに行くにも、毛布を身につけて家中を歩き回れるのだ。また、これを着た状態でゴロゴロしてもめくれにくいという長所もあり、底冷えする夜は、そのまま布団に入ることも可能。
柔らかい肌触りも相まって、インターネット上では「人をダメにする」「もう手放せない」との口コミが目立つ。折りたたむとクッションに変身するもの、より衣服に近いつくりのものなど、さまざまな種類が売られているため、屋内でダラダラ過ごしたいときのおともにいかがだろうか。
モチモチクッション(ギョウザプレーン)/1017円
2018年から、SNSを中心にじわじわと人気を集めているのが「モチモチクッション(ギョウザプレーン)」だ。キャッチーなギョウザの見た目に加え、驚くほどの弾力を備えており、触り心地はバツグン。たちまち癒されることだろう。
もちろん、機能性も侮れない。注目したいのは、三日月型のシルエットになっている点。カーブが腰にぴったりフィットするため、デスクワークをする会社員たちが腰当てとして愛用しているようだ。ほかには昼寝用の枕や、ペットのおもちゃといった使い道もある。サイズは大小2種類で、プレーン(白)以外にはトマト(ピンク)とバジル(グリーン)も用意されているので、自分好みの“ギョウザ”を見つけてほしい。
抗菌すべり止めシート/407円
この「抗菌すべり止めシート」は、キッチンの引き出しなどに敷いて使うもので、実は知る人ぞ知る優秀商品なのだ。
引き出しに食器やキッチン用具を入れておくと、取り出す際に衝撃を加えてしまい破損の原因となったり、ガチャガチャ不愉快な音が鳴ったりと、問題は尽きない。しかしこの商品を引き出し内に敷いておけば、中身が滑らなくなり、またシートが汚れても簡単に洗うことができるため、食器やキッチン用具を、常に清潔に保管しておくことができるのだ。
商売上手のニトリでは、低価格・高品質の商品が数多く取り揃えられている。今回紹介した以外にも、普段の暮らしを便利にしてくれるアイテムや、冬のひと時をささやかに彩ってくれるアイテムが店頭にはずらりと並んでいるので、ぜひ足を運んでみてほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)