冬場は暖房で部屋を暖めると湿度が下がり、のどの乾燥を招いてしまう。さらに、空気が乾燥していると空気中のウイルスが舞って鼻や口から侵入しやすくなるため、風邪やインフルエンザにかかるリスクも高くなってしまうのだ。健康管理のためにも、自宅やオフィスには加湿器を常備しておきたい。
ヨドバシカメラの通販サイト「ヨドバシ.com」では、1人用のシンプルな加湿器から広範囲に使えるハイスペックな加湿器まで、幅広く揃えている。そのなかから、タイプの異なる5つの加湿器をご紹介しよう(価格は税込み)。
エレコム/エクリアミスト/2480円
コンパクトサイズの「エクリアミスト」はペットボトルやコップに入れて使用するスティック状の加湿器。付属のUSBケーブルでパソコンやモバイルバッテリーに接続して給電するタイプだ。タンク内蔵型のポータブル加湿器は容量が少なく長時間の連続使用には向かないが、500mlペットボトルに対応しているので、コンパクトなのにたっぷり使える。
500mlペットボトルに入れて使用する場合は、ペットボトル用キャップを付ければ転倒しても水がこぼれにくくなるので安心だ。運転モードは「連続噴射」と、一定時間ごとに噴霧のオンとオフを繰り返す「間欠運転モード」に切り替えられる。また、6時間の自動オフタイマー機能付きなので就寝前に使っても電源切り忘れの心配がない。
長・短の給水スティックが各2本ついており、使う容器のサイズによって長さを調節できる。LEDライトは7色から好きな色に設定でき、グラデーションで光らせることも可能。ミストと優しい光が、癒やしの一時を提供してくれる。
TPO/アロマ対応コードレス式加湿器/3270円
ドライブや旅行先などの電源を取りにくい場所では、この商品が便利だ。USB給電式で、内蔵の800mAhリチウム電池をあらかじめ充電しておけば、場所を選ばずにのどを潤してくれる。円柱形のシンプルなフォルムで倒れてもこぼれにくく、クルマのドリンクホルダーにもスポッと収まる。
LED照明がついているので寝室の間接照明としても使え、容器内に水溶性アロマ液を垂らせばアロマディフューザーとしても楽しめる、まさに1台3役の優れものだ。ただし、脂溶性のアロマオイルは使用できないので注意してほしい。
アイリスオーヤマ/サーキュレーター加湿器/1万6640円
オフィス用品から家電まで幅広く網羅するアイリスオーヤマのサーキュレーター加湿器は、サーキュレーター(首ふりファン)が部屋の隅々までミストを届けてくれる。加熱した水で加湿する加湿超音波ハイブリッド式で、イオン発生機能や抗菌機能も搭載。タンクの水を清潔に保てるので衛生面も安心だ。
視認性の高い操作パネルは、湿度をこまめに調整したい人や実用性重視の人にはぴったり。部屋の湿度がわかるデジタル表示に、サーキュレーターは「静音/中/強」、加湿は「弱/中/強」のモードを搭載している。操作パネルの明かりを抑える「おやすみボタン」「切タイマー」「静音モード」を組み合わせれば、快適な眠りが約束される。これだけの機能を備えながら2万円を切るコストパフォーマンスの良さは、さすがアイリスオーヤマだ。
スタドラーフォーム/Eva ハイブリッド式加湿器/2万5520円
スタイリッシュなスタドラーフォームの「Eva」は、床上140cmの高さまでミストが舞い、6.3Lの大容量で広い部屋の隅々までガンガン潤すパワフルな加湿器だ。約2分ごとにリモコンの室温センサーと本体が同期し、部屋の湿度を感知。30~75%の間で好みの湿度に設定すれば自動でコントロールしてくれるので、機械任せで理想の湿度空間を手に入れることができるのだ。
水道水のカルキ除去カートリッジを付属しているため、ミストに含まれるカルキ成分で部屋の壁が白くなってしまう問題も解消してくれる。付属のイオンシルバーキューブが細菌を除去し、「クリーニングモード」機能を使えばウォータータンク内を約5分間でお手入れできる。「手間暇かけたくない」という人にはぴったりの1台といえる。
バルミューダ/気化式加湿器 Rain/5万600円
カメ形のバルミューダの加湿器「Rain」は音が静かで熱を発生させることもない気化式なので、小さな子どもやペットのいる家庭でも安心して使える。また、加湿器では珍しいタンクレス構造なのもうれしいポイントだ。一般的な加湿器は水を入れた重いタンクをセットする必要があるが、本品は上からヤカンなどで水を注ぐだけで給水可能。片手でもサッと注ぐことができるので、給水が億劫にならずに済みそうだ。
また、本品には先進的なWi-Fiネットワーク機能も搭載。バルミューダの家電アプリ「UniAuto」を使えば、部屋の湿度を外出先からチェックし、電源のオン・オフやタイマーなど、基本的な操作はすべて遠隔で操作が可能なのだ。アプリで日々の消費電力の記録を残せるため、電気代の管理にも役立つ。ちなみに、消費電力は最大風量時でも23W。一般的なハイブリッド式加湿器の10分の1以下の省エネ仕様で、長い目で見ればお財布にも優しい。
冬が終われば、今度は花粉とPM2.5が舞う春がやってくる。そのとき、不純物の空中浮遊を抑えてくれる加湿器があれば、毎年襲い来る「ムズムズ」「イガイガ」の症状も少しはましになりそうだ。実は1年のうち半分は重宝する加湿器。呼吸器系に不安を抱える人は、ぜひ購入を検討してみてはいかがだろうか。
(文=清談社)