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では、今後40男が嫌われず、生きづらさを感じることなく、自分らしく生きていくためには、いったい何が必要なのだろうか。
「自分の人生を振り返る機会をつくり、今後、どう生きていくかを真剣に考えることです。仲間がいれば、その仲間たちと真剣に議論するのもいいでしょう。自分がどう生きるかについて議論するのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、むしろ中年になって真面目な話ができないほうが恥ずかしいことです。
自分なりの価値の軸を見つければ、『嫌われる』『嫌われない』などということを気にする必要はありません。自分で考え、自分の人生を生きてほしいと思います」(同)
ちなみに、これまで田中氏は定年退職した多くの中高年男性を取材し、現役時代について話を聞いてきたが、「あっという間だった」「何をしていたのだろうと思う」「残念」など、否定的な意見が少なくなかったという。
田中氏は、その理由について「社会には学生時代のように『入学』『卒業』といった区切りが明確にないために、40年間があっという間に過ぎていってしまったのではないか」と分析する。
「自分の人生を振り返った時、そんなふうに思いたくない!」と願うのは、筆者だけではないはずだ。人生の折り返し地点を過ぎた今、40男は自分の生き方を振り返り、自分自身を見つめ直してみるべきなのかもしれない。
(文=青柳直弥/清談社)
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