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清水良太郎、風俗嬢に覚せい剤強制で浮き彫り…風俗嬢が危険すぎる客の体験を次々激白

文=稲垣翼/ライター
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「サディスティックなお客さんに首を絞められたり、プレイ中の動画を盗撮されてネット上に配信されたりすることもあります。あと、シャワーを浴びている間に財布からお金を抜かれちゃったこともありました。“タダ乗り”されてしまったわけです。それ以来、財布にはお釣り用の千円札しか入れないようにしています」(同)

 このようなさまざまな経験を踏まえて、「防止策が身につく」のだそうだ。

脳内がパンクしそう…気付いたら6時間経過

「『いつも、どこで遊んでるの?』が最初のセリフでした」

 埼玉の風俗嬢・博美さん(24歳・仮名)は、店のサイトに「鼻から下を隠した顔出し」をしており、派手な女性を好む客からの指名が多い。

 数カ月前、初めての客から指名を受けた。聞かれたのが、前述の質問だ。そして、「クラブとか、たまに行ってるよ」と返すと「ハッパとか、やったりしてないの?」と続けてきたという。

「そのお客さんはラリっていなかったので『たまに勧められると吸ったりするけど』と返したんです。その場はそれで終わったんですけど、シャワーを浴びるときに見たら、ところどころにタトゥーが入ってました」(博美さん)

 シャワーを浴びた後、その客も「元気が出るサプリだ」と何かを勧めてきた。半分を自分が飲んで、もう半分を博美さんに勧めてきたのだ。少しばかりあやしさを感じたものの、「怖かったらやらなくていいよ」とも言われた。その日の最後の客で、仕事後の予定もなく、強制されてもいない。笑顔のかわいい客でもあったため「興味本位で」飲んでみた。

 すると、20分ぐらいして全身の感度が高まってきた。客から愛撫をされるたびに気持ちよくて仕方がない。

「何がなんだかわからなくなり、ずっとされるがままでした。気がついたら2時間たっていて、店に『終わりました。今日はこのまま帰ります』と電話を入れ、そのまま、そのお客さんと遊びました。脳内の回線がパンクしそうなほど気持ちよくて、気がついたらさらに4時間もたっていました」(同)

 途中のことは、断片的にしか覚えていないという。「どうも、何度か意識が飛んでいたようだ」と彼女は振り返る。

 会ってから6時間後、連絡先を交換してその客と別れた博美さんだが、その日の夜、急激なめまいに襲われて眠れなくなり、翌日も仕事を休まざるを得ないほどの疲労感に襲われた。

「気持ちよかったのは確かですけど、終わった後の倦怠感はハンパなかったです。『元気の前借り』と言われますけど、その通りでした。もう二度とやりたくないと思いました」(同)

 翌々日、博美さんは携帯電話を替えて客の連絡先を消したそうだが、薬物を勧めてくるのはヤクザ風の男だけではなく、一見普通の会社員もいるという。

 中高年の間に蔓延しているともいわれる覚せい剤。その本当の怖さは「終わった後にやってくる」のだ。
(文=稲垣翼/ライター)

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