ビジネスジャーナル > ITニュース > ソニーの「Xperia」性能別のおすすめと選び方
NEW

【最新図解】Xperiaの機種はどれがいい?予算・カメラ性能別にすぐ分かるおすすめと選び方

文=オトナライフ編集部
【この記事のキーワード】, ,

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

Xperia(エクスペリア)はソニーが展開するスマホやタブレットなどモバイル製品につけられるブランド名。ソニーがディスプレイやカメラなど様々な分野で培った技術が詰め込まれており、日本を含む世界各国で展開されています。一方でXperiaには様々なシリーズがあり、なおかつ予算帯もやや高め。Xperiaの購入の際、どの機種が良いのか迷う方も多いでしょう。

今回は予算やカメラ性能別に、Xperiaシリーズのおすすめ最新スマホについて解説。YES/NOで答えるだけでおすすめ機種が分かる図解を交えて紹介します。

Xperiaはどれがいい?YES/NOですぐ分かる

ハイエンドモデルからミドルレンジモデルまで、充実したラインナップが揃っているXperia。YES/NOでおすすめのXperiaのモデルが分かるチャートを作成しました。

Xperiaはどれがいい?YES/NOですぐ分かる
Xperiaのフラッグシップモデルの最新機種は「Xperia 1 V」。Xperiaシリーズで最も高いカメラ性能を誇ります。ただし、ソニーストアでの販売価格は194,700円 (税込)とかなり高額。一方、価格が最も安いXperiaはエントリーモデルの「Xperia Ace」で、3万円台から購入可能。ただし、CPUチップの性能は中程度で重い動作には適しません。求める性能と予算を照らし合わせて最適なモデルを選びましょう。なおあくまでこのチャートは「目安」です。よってより細かく各項目について検討したい方は、本記事を読み進めてください

Xperiaのシリーズごとの特徴

Xperiaシリーズにあまり詳しくない方は、チャートの中にXperia 1やXperia 5など様々な型番が登場して戸惑ったかもしれません。実はXperiaには「Xperia 1シリーズ」「Xperia 5シリーズ」など多様なシリーズがあり、それぞれ特徴が異なります。

各シリーズごとの特徴は以下の通りです。

Xperia 1シリーズ

Xperia 1シリーズは、Xperiaのフラッグシップモデルであるハイエンドスマホシリーズです。

Xperia 1シリーズ
Xperia 1シリーズは、ソニーの最新技術を結集した機能が搭載された最上位モデルシリーズです。Xperia 1シリーズの2023年8月現在の最新機種は「Xperia 1 V」。カメラに2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」を、世界で初めて搭載したハイエンドスマートフォンです

Xperia 5シリーズ

Xperia 5シリーズは、フラッグシップモデルのXperia1シリーズと、スタンダードモデルのXperia 10シリーズの中間に位置するハイエンドスマホシリーズです。

Xperia 5シリーズ
Xperia 5シリーズはハイエンドモデルでありながら手のひらに収まるサイズ感が人気のシリーズ。Xperia 5シリーズの2023年8月現在の最新機種は「Xperia 5 Ⅳ」。人やペットの瞳にオートフォーカスして生き生きとした表情を映し出す「瞳AF」機能が搭載されています

Xperia 10シリーズ

Xperia 10シリーズは、コストパフォーマンスを追求したスタンダードモデルシリーズです。

Xperia 10シリーズ
Xperia 10シリーズは価格と機能のバランスが取れたミドルレンジスマホシリーズです。Xperia 10シリーズの2023年8月現在の最新機種は「Xperia 10 V」。音にこだわるソニーならではのフロントステレオスピーカーをXperia 10シリーズとして初めて搭載したモデルで、動画を臨場感あふれる音質で楽しむことができます

Xperia Aceシリーズ

Xperia Aceシリーズは、スマホ初心者向けのリーズナブルなスマホシリーズです。

Xperia Aceシリーズ
Xperia AceシリーズはXperiaのエントリーモデルシリーズ。スマホを初めて持つ方でも安心のタフで使いやすいコンパクトな設計になっています。Xperia 10シリーズの2023年8月現在の最新機種は「Xperia Ace Ⅲ」。5G搭載スマートフォンとして世界最小クラスで、コンパクトであるにもかかわらず4,500mAhの大容量バッテリーを搭載しています

Xperia PRO

Xperia PROシリーズは、映像制作などのプロのクリエイターのためのスマホシリーズです。

Xperia PRO
Xperia PROシリーズは撮影から配信までの制作をサポートするクリエイターモデル。Xperia PROシリーズの初のモデルは2021年2月に発売された「Xperia PRO」。スマホとしては初めてHDMIマイクロ端子からの入力に対応し、デジタル一眼カメラやカムコーダーの撮影用外部モニターとして活用できます

ここまで主なXperiaシリーズの特長を解説してきましたが、以下の表でXperiaのモデルの性能を個別に比較してまとめました。なお、PROやAceなどを除くXperiaシリーズは、基本的にシリーズの数字が小さいほどハイエンドモデルであり、数字が大きいほどコスパが高いミドルレンジモデルとなります。

Xperiaの性能・スペック比較:シリーズ・機種別一覧
CPU性能重視であれば、Snapdragon 8 Gen 2を搭載している「Xperia 1 V」か、Snapdragon 8 Gen 1を搭載している「Xperia 5 IV」がベストです。動作性の高いチップを搭載しており、RAM容量も大きく、動画視聴などでもサクサクとした動作が期待できます。一方で、性能と価格の折り合いを重視するならば、「Xperia 10 V」などが良いでしょう。ミドルレンジスマホとして普段使いに適した性能を持っています

Xperiaのカメラ性能を比較

Xperiaの魅力のひとつが高画質なカメラ性能。機種別にカメラ性能を比較しました。

ハイエンド機種のカメラ性能:Xperia 1 V

Xperiaのフラッグシップモデルで最新機種である「Xperia 1 V」は、世界初となるカメラに2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」を搭載しています。

ハイエンド機種のカメラ性能:Xperia 1 V1
「Xperia 1 V」で撮影された夕暮れ時の海の写真。再現が困難な夕暮れ時のオレンジからブルーのグラデーションも、スマホのカメラとは思えない程美しく表現されています

(画像引用元:Xperia公式サイト

ハイエンド機種のカメラ性能:Xperia 1 V2
こちらも「Xperia 1 V」で撮影された人物の写真。ソニーが開発したAI技術によりホワイトバランス、露出などが制御され、自然なトーンを再現することが可能。顔の右半分の影の部分が暗くなり過ぎず、眼で見たように再現されています

(画像引用元:Xperia公式サイト

「Xperia 1 V」のカメラの有効画素数は以下の通りです。

メインカメラ 超広角:約1,200万画素
広角:約4,800万画素
望遠:約1,200万画素
フロントカメラ 約1,200万画素

ハイエンド機種のカメラ性能:Xperia PRO-Ⅰ

Xperiaのクリエイターモデルの最新機種である「Xperia PRO-Ⅰ」は「本物のカメラをスマートフォンに」をモットーに、大型の1.0型イメージセンサーや高速オートフォーカス性能、ソニーとツァイスが共同開発した高性能レンズZEISSレンズを搭載しています。

ハイエンド機種のカメラ性能:Xperia PRO-Ⅰ1
「Xperia PRO-Ⅰ」で撮影された夜景をバックにした女性の写真。背景の夜に浮かぶビルの明かりのぼけ味が、まるで一眼レフカメラで撮影したようなクオリティです

(画像引用元:Xperia PRO-1公式サイト Xperia PRO-Ⅰの作例(撮影:並木隆氏)

ハイエンド機種のカメラ性能:Xperia PRO-Ⅰ 2
こちらも「Xperia PRO-Ⅰ」で撮影された横浜みなとみらいの夜景の写真。JPEGだけでなくRAWで撮影し保存することも可能なので、より美しい画像を元に編集することも可能です

(画像引用元:Xperia PRO-1公式サイト Xperia PRO-Ⅰの作例(撮影:Yuya氏)

「Xperia PRO-Ⅰ」のカメラの有効画素数は以下の通りです。

メインカメラ 超広角:約1,220万画素
広角:約1,220万画素
標準:約1,220万画素
フロントカメラ 約800万画素

ハイエンド機種とミドルレンジ機種・エントリー機種の画質の差ってどれくらい?

Xperiaのハイエンドシリーズとそれ以外のシリーズで大きく異なるのは、カメラ性能の差。カメラの有効画素数にその違いが表れています。

  Xperia 1 V Xperia PRO-I Xperia 10 IV
メインカメラ(超広角) 約1,200万画素 約1,220万画素 約800万画素
メインカメラ(広角) 約4,800万画素 約1,220万画素 約1,220万画素
メインカメラ(望遠) 約1,200万画素 約800万画素
メインカメラ(標準) 約1,220万画素
フロントカメラ 約1,200万画素 約800万画素 約800万画素

画素数の他にも、ハイエンド機種の方が、AIによるオートフォーカスや手振れ補正といった補助機能が優れています。

特にフラッグシップモデルのXperia 1 Vは、超広角・広角カメラが飛躍的に進化。2層トランジスタ画素積層型のCMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」を搭載しており、目に見えない暗所までくっきりと描き切る描写力は魅力的です。さらに、Xperia 1 Vはカメラの起動が速く、Xperiaシリーズの最新フラッグシップモデルに相応しい仕上がりです。

カメラ性能を重視するのであれば、総じてハイエンド機種を選んだ方が満足度が高く、特にXperia 1 Vはおすすめです。

 Xperiaのディスプレイ性能を比較

カメラ性能以外にも、画像を綺麗に映し出せるかはディスプレイ性能も重要になってきます。以下の表でXperiaのディスプレイ性能を個別に比較してまとめました。

Xperiaのディスプレイ性能を比較
Xperia 1シリーズは、「Xperia 1 Ⅲ」以降のモデルであれば3,840 × 1,644の4K有機ELディスプレイを搭載しています。また、「Xperia PRO-Ⅰ」も同等のディスプレイを搭載しているため、画質にこだわりがある方にはXperia 1シリーズ、または「Xperia PRO-Ⅰ」をおすすめします

 【予算別】Xperiaのおすすめ機種5選

先ほどカメラやディスプレイに高性能を求める場合、ハイエンド機種として「Xperia 1 V」をおすすめしました。しかし、同機種は2023年8月現在、Xperiaの最新フラッグシップ機種であり、ソニーストアでの販売価格は194,700円 (税込)。スマートフォンとしては高額な部類に入り、そこまでスマホに予算を避けない方も多いでしょう。

そこで、Xperia 1 Vより低価格のおすすめ機種を予算別に5つご紹介します。

 15万円前後|Xperia 1 IV

「Xperia 1 IV」は、XperiaのフラッグシップモデルXperia 1シリーズの最新機種よりひとつ前のモデルになります。

15万円前後|Xperia 1 IV
「Xperia 1 IV」は2022年6月3日に各キャリアから発売されたハイエンドモデルスマホ。カメラには5倍の望遠光学ズームレンズを搭載し、最大5倍のスローモーション撮影が可能。最新機種の「Xperia 1 V」に比べると、搭載しているCPUがSnapdragon 8 Gen 1 Mobile Platformであり1世代前のものになりますが、フロントカメラの有効画素数はむしろわずかに高く、5万円程度安いので、最新機種にこだわらない方であれば十分高スペックなスマホでありおすすめです。2023年8月現在の価格はソニーストアで149,600円 (税込)です

(画像引用元:Xperia公式サイト

10万円前後|Xperia 5 IV

「Xperia 5 IV」は、XperiaのハイエンドモデルXperia 5シリーズの最新機種です。

10万円前後|Xperia 5 IV
「Xperia 5 IV」は2022年10月21日に発売されたコンパクトなハイエンドスマホです。CPUに「Xperia 1 IV」と同じくSnapdragon 8 Gen 1 Mobile Platformを搭載しています。カメラに光学ズームは搭載されていませんが、瞳AFや高速オートフォーカス、ハイブリッド手振れ補正などソニーのカメラノウハウが詰まった機能が搭載。高機能なスマホを使いたいけれど片手で扱えるサイズがいい、という方に最適のモデルです。2023年8月現在の価格はソニーストアで119,900円 (税込)です

(画像引用元:Xperia公式サイト

7万円前後|Xperia 5 III

「Xperia 5 III」は、Xperiaのハイエンドモデル、Xperia 5シリーズの最新機種よりひとつ前のモデルになります。

7万円前後|Xperia 5 III
「Xperia 5 III」は2021年11月12日に発売されたモデル。フロントカメラの有効画素数が約800万画素と、カメラにこだわりたい方にはやや物足りないスペックですが、コンパクトながら3つのレンズに、4つの焦点距離を搭載。スマホの購入は10万円以下に抑えたいけれど、なるべく高機能がいいという人におすすめのモデルのひとつです。ボディカラーがブラック、シルバー、グリーン、ピンクの4色展開と、Xperiaのハイエンドモデルのなかではカラーバリエーションが豊富な点も魅力。2023年8月現在の価格はソニーストアで79,200円 (税込)です

(画像引用元:Xperia公式サイト

5万円前後|Xperia 10 IV

「Xperia 10 IV」は、ミドルレンジモデルのXperia 10シリーズの最新機種よりひとつ前のモデルになります。

5万円前後|Xperia 10 IV
「Xperia 10 IV」は2022年7月8日に発売されたスタンダードモデルスマホ。重い動作には向きませんが、大容量5,000mAhバッテリーを搭載しつつもコンパクトなボディで、長時間スマホを利用し、かつコストパフォーマンス重視の方におすすめです。軽やかなカラーバリエーションや、多くの格安スマホ会社で販売されており、購入しやすい点も特徴です.。2023年8月現在の価格はソニーストアで53,900円 (税込)です

(画像引用元:Xperia公式サイト

3万円前後|Xperia Ace III

「Xperia Ace III」は、2022年6月10日に発売されたXperiaのエントリーモデルの最新機種です。

3万円前後|Xperia Ace III
「Xperia Ace III」は、スマホ操作に不慣れな人でも大きな文字とアイコンで直観的に操作できる「かんたんホーム」を搭載。高機能とは言えませんが、マットで傷つきにくいボディや、一時的な水没にも対応できる防水機能などタフな設計で、はじめてスマホを使う方に最適のモデルです。2023年8月現在の価格はドコモオンラインショップで34,408円 (税込)です。なおソニーストアでの直販はありません

(画像引用元:Xperia公式サイト

まとめ

今回はXperiaの予算やカメラ性能別におすすめ最新スマホについて解説しました。高性能なカメラ機能やディスプレイが魅力のXperia。ぜひ本記事を参考に、ご自身に最適なモデルを見つけてくださいね。

※サムネイル画像は(Image:​「Xperia」公式サイトより引用)

オトナライフ編集部

オトナライフ編集部

iPhone/Androidスマホ、SNSなどの便利な使い方からPayPay、楽天ペイやネット銀行、金融アプリまで、誰もがスマホを持つ時代に便利なテクニックやポイント還元などお得な情報を紹介・レビューするITメディア。株式会社メディアソフトが運営。

生活をもっと楽しく刺激的にする[オトナライフ]

Twitter:@otonalife

【最新図解】Xperiaの機種はどれがいい?予算・カメラ性能別にすぐ分かるおすすめと選び方のページです。ビジネスジャーナルは、IT、, , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!