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B氏によれば、橋下徹氏は大阪府知事選に出馬する際は、「200%ない」といいながらも出馬し、市長選も、結局は知事の任期を全うすることなく、市長選へとくら替え出馬した過去からみれば、今夏の参院選出馬も十分可能性はあると、霞ヶ関は見ているという。
市労組に属する大阪市職員も、「市長のいう大阪市の改革は、組合潰しが目玉だった。市役所内に、競争主義、ノルマ制、公募人事制などを導入、いわゆる改革と呼ばれるものの多くはすでに実現し、軌道に乗りつつある。よって、『今度は民意の声を受けて国政へ』と参院選が行われる夏に市長を辞め、出馬するのではないか」と話す。
また、別の大阪市職員もこう話す。
「橋下市長はこれまで、行政と対立しても、議会には気を使い、友党ともいえる公明党にも気を配ってきた。また、有権者の目を何より意識してきた政治家だ。それが今回の桜宮高校事件では、公明党議員の質問に対しテレビカメラの前で真っ向から反論、入試が行われるというのであれば予算を執行しないとまで発言した。そして、これに異を唱える有権者には『嫌なら自分を落とせ』と、初めて有権者に噛み付いている。今夏の参院選に出るので、もう公明党にも大阪市の有権者にも気を使う必要がないから意味でしょう」
今回の桜宮高校事件で見せた橋下市長の一連の言動は、参院選出馬へのサインとみていいかもしれない。
(文=秋山謙一郎/ジャーナリスト)
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