18日放送のテレビ番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)内で、参議院議員の片山さつき自民党総務会長代理と京都大学大学院教授の藤井聡氏が論戦を繰り広げた。
新型コロナウイルス感染拡大をめぐる経済対策として現在議論が浮上している消費税減税について、片山氏が「日本は法治国家ですから、国会で十分話し合って決めてやるとなったら、6カ月、1年先」と事実上困難だという見方を示す一方、藤井氏は「現行の軽減税率の2%の項目を10%に書き換えればすぐできる」と主張。この片山氏の発言について、インターネット上では以下のような声が挙がっている。
「これまでどれだけの法案議論なしで強行採決してきた口がよく言うわ」(原文ママ、以下同)
「検察官の定年延長とか、集団的自衛権とかみたいに、チャチャっと閣議決定すればいいじゃない。勝手なときは時間がかかるんですね」
また、片山氏は、政府は経済対策として国民への現金給付まで行っていると強調したが、実際には返済が必要な貸付であることから、以下のような疑問の声も寄せられている。
「片山さつきは貸付20万円を さも給付金であるかのように言う」
「片山さつき氏は現金給付と融資をごっちや混ぜにして話してます 融資は借金ですからね」
このほかにも、片山氏が藤井氏やコメンテーターの玉川徹氏の話に耳を貸さずに、一方的に政府が経済対策に取り組んでいることをアピールし、さらに他の出演者が話し終わる前に、話を遮るように話し始める場面もみられたことについても、視聴者から以下のように違和感を示す声が多数あがる事態となっている。
「全然人の話を聞く姿勢なかった」
「なんでTV番組まで国会みたいに人が話してるときに割り込もうとするんですか 自分が自分がって意見を言うのも大事ですが、議員さんは何故討論ではいつも相手が言い終わる間に自分の意見を言いたがるんでしょうか?」
「相手がどんなに自分と違う意見を持っていても、真摯に相手の意見を聴くことは重要だと思います。はじめから相手を黙らせ、否定するような、全く聞き入れる気のなさそうな言動は、むしろマイナスイメージ」
「ちゃんといろんな人の意見や考え方聞きたいのに話遮って自分の意見しか主張してなかったし」
与党の重要なポストに付いている国会議員には、議論の際には真摯な姿勢も求められているといえよう。
(文=編集部)